ACE COMBAT X2 JOINT ASSAULT / エースコンバット X2 ジョイントアサルト しょんぼり具合

4169円で買って、3400円で売れました。769円と10時間くらいを無駄にした程度で済みました。


続編ものの場合、全く同じものをつくるわけではないし好き嫌いもあるので、多少の不満点は必ず出ます。しかしこのX2は、どうやったらここまで劣化できるのか理解できないレベル。24年くらいのゲーマー歴史上、そんな極端におかしくなってしまったのはDQ7くらいです。10年に1本レベルの「逸材」と認定。前作Xは操作感が悪いだけで(携帯ゲーム機だからどうしようもない)、何周かしたんだけどなあ。

  1. 敵戦闘機が空中で超低速飛行していることが多くて凧みたい
  2. 何が楽しいのかわからないミッション
  3. もはやキャプテン翼、フォーメーション攻撃だ!


大きなものはこの三点です。


最初のが一番痛くて、敵戦闘機がストール直前の速度でふわふわ飛んでいる場面が非常に多く見られました。ぐいっと回ってターンすると、こちらに背を向けた角度でふわーっとしている敵機とすれ違う。この影響で、割ときつい角度から撃っても通常ミサイルが当たります。遅いから。これ、もはや敵AIのバグなんじゃないのかと思いますが、それは作った人にしか分かりませんね。


それから、ミッション。ただイライラするだけの制約がついたミッションが挟まって(しかもかなり難しい)、やる気がほとんどなくなってしまいました。5の四騎(同時に撃破)とか、レーダーに映る敵レーダーの隙間を飛行とか、6の毒ガス中和とか…この手のは大嫌いなんで。これは人によって許容できるボーダーラインが違うものだと思いますが、
ミッション本体に加えて、ブリーフィングがやたら遅くてストレスを感じました。情報システムへのログイン/アウト画面の演出は昔からあるものですが、今までは説明の読み上げや情報表示にオーバーラップさせて、待ち時間として感じられないように工夫されていたはずです。


そして、敵エース部隊のフォーメーション攻撃。動きが決まっているので、戦闘機でフルにふかしてもA-10に追いつかないw 今作はどうやら零戦なども出てくるそうで、架空戦闘に特化する意志があったんでしょうね。もしかして、敵戦闘機が凧状態なのは、レシプロ機でばりばり打ち落とせるようになってるのか!?


その他細かいところでは…
・戦闘機の初期特殊兵装が、買うまでわからない
売値と買値同じだから損はしないけども。


・前半のさっぱり盛り上がらない戦闘で流れるロック?音楽
全身の力が抜けたwwなんだこれ。全体的に、なんだか音楽がダサいような気がしませんか。


いいところも無いわけではなくて、通常ミサイルに相当する武装が何種類か選べるなど、武装選択肢が多めに取れるのは面白そうでした。それから、今まで割と空気状態だった対空機銃が、結構ちゃんと狙いをつけてくるような気がしました。


対抗馬・H.A.W.X.そろそろ続編がそろそろ出ますが、こちらも大きな難点を抱えていて…意味不明な視点を強要されるゲームシステムがどうなるかが鍵ですね。日本語版の操作方法のページがまだ開かれていないし、Ubisoft本家はそもそも操作システムがどこに書いてあるのかわからんです。コンセプトムービーや美麗な機体紹介なんていいから、システムを教えてくれー。


このジャンル、実は同人のRaiders Sphereに期待しないといけないんでしょうか。夏コミはスペースだけ取って「忙しいからパス」みたいな事してたけど。ああ、同人だといつ発売されるかわからんのだな。難しい。