HMDを用いたゲームスタイルの革新(ダメな方向へ)

SonyHMDHMZ-T1を購入してから約2か月。最初はPS3に接続して遊んでいましたが、最近はもっぱらVAIOに接続しています。VAIOにはHDMIの出力端子があるので、当然HMZ-T1に出力することも可能なのです。

PCからの映像・音声出力


出力する側からすればただのHDMI機器なので、何事もなく切り替えて出力できます。



HDMIなので音声も出力できます。



プロセッサユニットの電源オンでもHMDの電源が入っていない、いわゆる信号パススルー状態のときは、スルーされた先の機器の性能がPC側に認識されます。うちの場合は、音声出力のないPC用ディスプレイが繋がっているので、音声出力が出来ないものとして扱われました。
ここらのHDMI機器の認識は、出力側PCに依存するところですが、VAIOではここからおもむろにHMDの電源をオンにしても、音声が出てくれませんでした。ちょっと手間ですが、HMDの電源をオンにしたあと、HDMIケーブルを一度抜いて挿しなおすことで、音声出力先として表示されることがわかりました。(この際、何度も抜き差ししていると、HMD側の映像出力がフリーズしてしまうことがたまに…)

屑人間プレイ

このVAIO、当初は布団で寝っころがって作業できたらいいなーと思っていたのですが、どんな姿勢にしても結構疲れるんですよね。顔の向きを画面と同じにしないといけない。でも、HMDならばそんな心配はありません。堂々と寝たままゲームです。



生きてます。
餌をあげないでください。いや、布団から動くのめんどくさいので、誰か餌ください。


本来はヘッドバンド(後方)や耳(側面)などで重さを支えるようにできている製品ですが、寝っころがった場合には額への圧力が大きくなります。額のパーツは元々「当たったときにいたくない」程度の防御性能しかなく不足なので、ハンカチやタオルを挟むのがお勧めです。対策なしでゲームしていると、5〜6時間ほどで頭が痛くてたまらなくなります。

操作系の改善

無線のトラックボールを導入してみました。ゲーム機のようにちゃんとしたコントローラーを接続してもいいのですが、文章を読んだり選択肢を選んだりするだけのゲームならば、これで十分です。
HMDは顔を動かすことにより見る位置を変えられないため、文章ウインドウを読んでいると立ち絵が目に入らないのが、地味な難点ではあります。



トラックボールは、向きを気にしないといけないことがあるので注意が必要です。指で操作する部分の逆側に読み取り用のローラーがありますが、重力によってボールが読み取り部に接触する構造になっていると、上下逆に重力がかかったときにうまく読み取ってくれないんです。タッチパネルで操作するような製品があれば、この点は問題ないかもしれませんね。
「手を放したときに布団の中に紛れ込んでしまい、HMD装着しているので探しづらい」なんて場面が何度かあったので、もしかしたら有線を使ったほうがいいのかもしれません。



布団から右腕だけ出してゲーム中。
布団から腕を出しているのは、布団の中に入れると無線接続が途切れやすいから、という理由もあります。我が家は近隣も含めて電波が混み合っているらしく、PS3のコントローラも無線接続が簡単に切れてしまうんです…。


操作系はこれ一個なので、左右中央のクリック+ホイールだけの製品よりは、余計なボタンがついていてカスタマイズが効く製品がお勧めです。スペースキーやCtrlキーが欲しい場合もあるでしょう。AutoHotKeyを組み合わせてアプリケーションごとに変換をかませば、かなり遊べる幅が広がります。


以上、屑人間スタイルへの案内でした。みんなもおいでよ、こっちの世界に。