ChromeのFlashControlが便利

1タブ1プロセスの安全設計で、落ちても他のタブを巻き込まないのが特徴のひとつであるはずが、Flashがこけるとまとめて落ちてしまうChrome。その弱点を塞ぐ目的でFlashControlを入れてみました。


配布場所(Chrome ウェブストア):Flashcontrol - Chrome Web Store


仕組みはシンプル。Flashを自動で読み込まなくなります。Flashを使用したコンテンツが本来表示されるべき位置には「f」印が表示されます。



必要な場合はこの領域をクリックすれば、その部分だけ通常通りFlashが動作し始めます。
Flashの挙動を何か変えるわけではないので、読み込んだコンテンツのせいで落ちるならば結果は同じ。しかし、不必要なFlashの読み込みを無くせるので、得体のしれないFlashコントロールを読み込む可能性は非常に低くなります。


当然のようにフィルタが設定できるので、動画サイトのFlashや、普段巡回しているWebサイトのメニューなどを常時表示するように指定ことは容易です。



効果について。「落ちるはずだったけどFlashControlのおかげで助かった場面」が目に見えるわけではないので、明確に主目的を体感することはありません。しかし、不要なFlashを読み込まないというのは予想以上に快適でした。動画再生以外に必要なFlashコンテンツなんて、ほとんど無かったのです。
広告ブロック系のアドオンを使うと、表示させたいときに解除するプロセスが面倒なことがありますが、FlashControlでは対象物をクリックすればいいだけなので楽です。FlashコントロールにはLSO(Local Shared Object)によるトラッキングも存在したはずで、余計なものを読み込まないにこしたことはありません。
「とりあえず入れとけ」と他人に勧めたいものの一つになりました。