シャイニーフェスタ = PV集 + 低難易度設計の音ゲー
アイマスの新作、音楽ゲームだということで買ってきました。発売日がかなり近くなるまで、Vitaのソフトかと思い込んでいました。ミクさんがVitaで出たからね。
いくつかの店舗に設定された特典に特別ほしいものはなく、DL版が安いこともなかったので、パッケージ版です。
公式:アイドルマスター シャイニーフェスタ | バンダイナムコゲームス公式サイト
3種類のパッケージ
わたくしは やよい派 でございます。2になって真美にもちょっと惹かれていました。購入したのはこちら。
アイドルマスター シャイニーフェスタ ハニー サウンド - PSP
- 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: Video Game
- 購入: 2人 クリック: 15回
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まちがえて買った
開けてびっくり、やよいがいない…
何かトラブルがあったわけではなく、商品名を頭の中で間違えて覚えていて、ろくに確認せず注文していたのでした。
やよいはこっちだ!亜美真美もね。
アイドルマスター シャイニーフェスタ ファンキー ノート - PSP
- 出版社/メーカー: バンダイナムコゲームス
- 発売日: 2012/10/25
- メディア: Video Game
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765 PRO ALL STARSの歌唱曲もあるので、パッケージ収録の4人以外は全く出てこない、というわけではありません。しかしもちろん、そうではない曲のボーカル&PV出演は、パッケージ内収録メンバーです。
音ゲー部分について
オブジェ仕様
- 左押す
- +左長押し
- 右押す
- +右長押し
- 両方押す
- +左長押し
- +右長押し
- +両長押し
インターフェイスは「左」「右」の2種類のみという、思い切った仕様です。入力2種類といえば、太鼓の達人。あれもバンナムか…。オブジェを読む回路を脳に生成する段階に時間を使わずに済むので、かなり初心者にやさしいインターフェイスです。高難易度にしたときには、可読性に問題が出てきますが。
このほかに、PVの切り替わる特殊効果のある黄色い☆や、フェスで思い出発動するハートマークが流れてきますが、単に見づらくて押すのを忘れやすいお邪魔オブジェです。特に、黄色の☆には何度も泣かされました。
判定
判定基準はとても寛容。初見でAll Perfectが出たゲームは初めてです。☆6だったのに。最上級判定であるPerfectの範囲が広いだけでなく、並みの音ゲーならコンボ切れるようなタイミングでもNormal表示でコンボがつながります。左右を間違えて入力した場合もNormalなので、ガチャ押しでも繋がってしまうという…。
タイミングは、曲によっては妙に早押しを要求するもの(I wantなど)がありますが、ほとんどの曲がいい感じに合っています。初音ミクのDiva系と比べると早めですが、あれはむしろ意識してゆっくり押さないといけないイメージがあり、シャイニーフェスタの方が気分良く叩けると感じました。
長押しの離れには判定がなく、押したままでも問題ありません。判定が一回しかないので、なんだこれ?と試してみるまでは、一生懸命離れのタイミングを合わせようと無駄な労力を使っていました…。これに関連して、左入力に使えるL/右入力に使えるRを押しっぱなしにしておくと、全ての長押しをカバーしてくれてしまう…という技があるのだとTwitterで教わりました。おそらくは想定外のバグでしょう。
難易度
Normal〜Proでは、曲に合ったリズムを押すだけなので、全く難しいことはありませんでした。S評価が出るとがっくりするような感じ。この難易度で、Normal全曲プレイさせられるのは苦痛でした。Masterになると、曲にない装飾リズムをぶち込んできたり、同じフレーズでも追いかけるリズムが毎回違ったりするので、そこを見極める必要がある分、勝手が違ってきます。とはいえ、16分連打を頻繁に入れてくるようなのは☆10の曲だけでしたが。
リズムが読み取れない曲の場合、目で追うのはさっさと諦めて、オプションのオートハンドクラップを入れて放置再生するのが良い感じでした。
アイドル達の出てくるイベントについて
シャイニーフェスタというゲーム内フェス関連のイベントが少しあったり、曲プレイ後に台詞3〜4個程度の短い掛け合いイベントがあったり。些細なエピソードでもニヤニヤしてしまうわー!というレベルのPならば、ここまで含めるとかなり楽しめるかも。
フェスの最後には、シンデレラガールズの人たちとの対決みたいな場面がありますが、画像一枚+台詞がワンフレーズ表示されるだけです。
操作性
音ゲー以外のところにはメッセージ送りくらいしか操作がないので、さすがに今回こそは操作性にケチをつけることはなかろう…と思いましたが、致命的なのが一点だけ。
曲終了後にリトライが出来ず、曲選択後に必ず飛ばされるのが非常にストレスです。スコアを出すために何度も同じ曲をプレイしたいときに困ります。曲終了後と曲決定後に、それぞれ10秒〜15秒くらいのロードが入るので。曲中にリトライしてしまえば省略できますが、そうすると思い出ポイントはもらえないし、プレイ回数としても数えられないし。
細かいところでは、メインメニューからステージに戻ったときに、アイテム使用のON/OFF設定を覚えてくれていなくて、必ずOFFになるところが時々気になりました。Twitter上でもいくつか同様の声を見たような。消費アイテムがあるのでそれを想定したのでしょうが、回数無限のアイテムだと不便な仕様です。アイテムを何も付けない意味は全くないといってよいので。
良いところも挙げておくと、曲選択画面からバックステージ(速度やアイテム等の設定画面)にすぐ飛べて、必要ならそこからさらにショップに飛べるのは楽です。変更がなければ、オートセーブ設定でもセーブが走ることなく、すぐ戻ってきます。これが全部メインメニューでロード時間が挟まっていたら、きっと泣いてた。
PV*1
箱○版での滑らかなアイドル達のダンスで名を馳せ、CEDECではモーション関係の講演をするなど、モデルの表示技術で攻めてきたアイマス。ですが、今回はモデルを表示することはすっぱり諦めてきました。後ろでムービーを流しているだけです。
アイマスといえば衣装やアクセサリのアイテム課金のイメージがありますが、PSPの質では、あまり売れゆきも良くなかったのかもしれませんね。
1曲あたり2種類のPVが収録されています。特に新曲については、アニマスのPVがまるまる付いていて、気合入ってます。そのほかは大半が、公式ノーマルPVと呼ぶべきであろう、同時出演5人までのクリップで構成されたもの。箱○/PS3のステージそのままに近いようなものもあれば、独自背景で合成したものもあり。
見ている側からしたら、カスタマイズはできないとはいえ、綺麗なムービーが流れるので大満足です。PSPの描画能力で頑張られるより、この方が嬉しい。
プレイ時間
冒頭のアニメ視聴、フェス2回、Normal〜Pro全曲クリア、Master全SSS、でこれくらいでした。フェス3回目、カード集めはやっていません。また、PVの単独視聴もほとんど使いませんでした。
前述のようなリトライ時の長い長いロード仕様を避けるために、☆10の2曲では曲中のリトライを多様しました。それぞれ1時間くらいは使っていたはずですが、プレイ曲数としてはほとんど数えられていないはずです。
アイテムでPerfect幅が広がることがわかって使っていたら、全SSSに使う時間が半分以下で済んだと思います…が、その場合は同じ時間を使って全100%にトライしていたかも。
総括
音ゲーはおまけで作業的なものなので、あまり楽しみにしないほうが良さそう。難易度が低いので、ステージイベントを進めるのに障害となることはおそらくありません。むしろ、そうなるように設計されているのかも。
アイドル達のことをすでによくわかっていて、PVやらイベントシーンで楽しめるような、既存のP向けのゲームだといえます。
*1:ゲーム内ではミュージッククリップ(MC)というべきものだけど、MCという略語からは別のものが出てきてしまう