2009年有馬記念回顧

終わってみれば順当と言える結果でしたね。ガチガチの人気2頭に、単勝人気が低いのに3着候補として売れていたであろうエアシェイディ
ブエナビスタがGI勝ち鞍を増やせなかったので、これでJRA賞年度代表馬ウオッカでしょう。



1 ドリームジャーニー 牡5 57.0 池添謙一 2:30.0 35.2 池江泰寿
2 ブエナビスタ 牝3 53.0 横山典弘 2:30.1 1/2 35.8 松田博資
3 エアシェイディ 牡8 57.0 後藤浩輝 2:30.8 4 35.7 伊藤正徳

6.8 - 11.0 - 11.2 - 11.3 - 11.9 - 12.3 - 12.6 - 12.3 - 12.5 - 12.1 - 12.0 - 11.7 - 12.3

11秒台前半で刻んでいくなんて滅茶苦茶です。12.0でぴったり刻んでも、速い部類に入る2.30.0になるようなコースだというのに…。

ブエナビスタ

先団についていってしまったのでダメかと思いましたが、このコースはコーナーを内で回る有利が大きいことも含めてギリギリOKな位置だったのでしょう。シャドウゲイトゴッホが一気に行っても悠然と構えてましたし。
この馬はアグネスタキオン産駒とはいえダイワスカーレット型ではなく、ディープスカイと同様に切れタイプであり、中山向きではなく東京・京都向きでしょう。夏以降の敗戦はそれぞれ異なる要因ですが、また強いところを見せてくれました。今想定できる面子だけでジャパンカップ秋の天皇賞を走るなら大本命です。

フォゲッタブルエアシェイディ

この2頭の差は、外外回ってコーナーも外からという一番悪いところを通ったフォゲッタブルと、道中インぴったりでのんびりできたエアシェイディの差だと思います。
3連複10点でフォゲッタブルの方は買っていなかったため、馬券的には幸運でしたが、実力的には離れた3番手に居るべき馬はフォゲッタブルだったのかなあと思います。大外枠が残念でした。


スリーロールス

一命は取りとめたものの、断裂では競走生活は厳しそうですね。
ダンスインザダーク産駒、上がり馬で勲章が菊一個だけなので、国内での種牡馬としての評価はどうだろう…母方はブライアンズタイムなので、欧州豪州で特別欲しくなる血統でもないですねえ。
フォゲッタブルより一回り強い馬だと思っているので、ここで競走生活を終えてしまうのは残念です。

マツリダゴッホ

最内を通れなくて勝負にならなかったけど、改めてこの馬の強さを見せてくれました。一気にまくっていく瞬間はぞくぞくしましたよ。お疲れ様でした。

イコピコ

残念だったのはこの馬。インぴったりやや後方の絶好の位置からこの着順、というのはいただけません。一気に行ったシャドウゲイトや、同じく絶好の位置だったコスモバルクと同じような着順ではダメでしょう。

アンライバルド

スタート直後から頭上げていて何かがおかしいです。能力とか調子とかそんな問題ではなく、精神的に競馬を出来る状態には見えません。ゲート出てすぐ折り合いを書くようでは、距離は2000までなら…とか、本質はマイラーとかその程度の問題ではなさそうで、何回か抑える必要のないスプリントに出してみるといいのではないか、と思います。