MOSAIC.WAV 2012 LIVE「AKIBA-POP√NICOLLECTION」@ニコファーレ

吟遊PLANETから約10か月の時を経て、MOSAIC.WAVのライブが開催されました。電気コレクション・元気コレクションの2部構成に、通し券で両方とも参加してきました。


公式セットリスト:http://web.mosaicwav.com/article/54179956.html
ライブ情報ページ:http://recollection.akibapop.com/live.html

ニコファーレ@六本木


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大江戸線の出口からすぐ近くとの案内。確かに直線距離は近いですが、視線の通らない位置にあるため、うっかり違う方向に向かってしまいそうな配置です。

ロッカー

駅のロッカーは一杯でした。周辺の建物まで含めればいっぱいあるので、必要な場合は少し早めに向かって確保するべきでしょう。
会場内のロッカーは男女別で扉つき。つまり着替える際に廊下から見えない設計となっているのですが、そのせいで出入り口が扉一枚分の幅しかなく、詰まります。今回のように普通のライブが開催される場合、整理番号順に入場となるでしょうが、ロッカーでは出るにも入るにも、かなり時間を浪費することを覚悟しないといけません。300円ロッカーで、両替機は別の場所(ドリンクカウンター近く)にあるので、ロッカーまで来て小銭がない!なんてならないような準備も必要です。

設備

http://nicofarre.jp/smarty.php?tmpl=information.html&sctn=information
公式施設紹介ページの右上からPDFをダウンロードすると、詳しく見られます。対面式の男子トイレも写真がありますw
スクリーンが左右の壁にもあり、天井にもLEDがばりばり光っているため、非常に明るい会場です。こんな設備であるためか、飲み物のホール内持ち込みは禁止です。施設案内を見ると、モッシュ等も禁止とありますね。


残念だったのは、WiMAX圏外だったこと。e-mobileもダメだったという噂もあります。ライブハウスとして考えると、WiMAX入らない施設の方が多いので文句は言えないのですが、ニコニコ動画との連携がコンテンツの一部なのだとしたら、もうちょっと頑張って欲しいところです。

開演前

ロッカーに上着を突っ込んだのち、入口脇でルミコネ(品物については後述)を借りて、ホール内部へ。
ニコ生のコメントだけでは寂しいためか、Twitterの#mosaicwavハッシュタグがスクリーンに流されていました。ハッシュタグは自前の機材で投影しているためか、流れがカクカクだし濁点がほとんど見えない状態でしたが、ニコ生のコメントは流石、ぬるぬる流れていました。

1st stage 電気コレクション

CDではDISC 2だった電気sideから本日スタート。基本的にはCD収録曲から。序盤でいきなり電気の恋人とキミは何テラバイトが聴けてテンションが上がり、LOCAL JESUSまでが前半部分。MOSAIC.WAVの曲は電子音のイメージが強いですが、ストリングス隊が合わさることによっても厚みが出る不思議な音楽です。


ave;newゲスト、MOISAIC.BROS LEDを挟んで、後半。ふぉるしい→ツンデロイド→SPACE! WAVE! AKIBA-POP→脳内再醒→時空間超越√ライブラリィ→Flyer→AKIBA-POP the Future までで終了。好きな曲ばかり並んでいてどうしようゾーンでしたw 曲間の寸劇もなかなか楽しめたし、ave;newとの絡みも面白かったし、平和に収まった電気Sideでした。
しかし高速詠唱連発とはなんと無茶なw


終盤に紙吹雪が大量に、かなり大量に一気に射出され、えーけーあいびーえー!ごほブホワァ みたいになってました。吟遊PLANETでも、アンコールのテープで絡まって身動きが取れなくなったような…!

ステージ間

トイレに寄ったあと物販の長い列に並んだものの、USBメモリとパンフレットしか残っていませんでした。USBメモリだけ買ったけども、よく考えたら3000円じゃ特典CDもらえないのでした…(゚Д゚)
通路もドリンクバーも狭くてぎゅうぎゅうの大混雑だったのですが、そんな中でも灰皿の前は喫煙する人たちが居ます。不快どころか危険なレベルですが、灰皿があるので彼らの正義が発揮できるのでしょう。諦めて、被害の出ないように気を付けて通行するほかありません。

2nd stage 元気コレクション

開幕の、エレベーターに乗って移動していくようなムービーが燃えます。ニコファーレのスクリーンすげえ!と感じた数少ない瞬間です。(電気sideでもやってるから二回だけど)
こちらは開幕のふぃぎゅ@ラジオから、電気コレクションを上回る速度感で飛ばしまくり。大満足です。被り物の人の動きはキレキレだったし、タップダンスの人たちのパフォーマンスもすごかったし、弦楽器の眼鏡の女の子かわいい。


アンコールはなんとまた、高速詠唱2発でした。頑張りすぎですw 脳内再醒は最近、セットリストにやたら入るエース曲扱いになっていますね。暗記力を必要とするものが多いMOSAIC.WAV楽曲の中にあって、サビのコール2種類と「Aメロは追っかけ」とだけ覚えていれば大体こなせる優しい曲です。初心者を勧誘するのにも丁度いい曲なので、このまま定番曲になってくれると嬉しいです。


そして、洗脳搾取虎の巻。喉が死にました。気持ちよく死にました。翌日があるのに死にました。最初の開場から最後のAKIBA POP the Furureまで8時間もあったはずなのに、こんな短い8時間は滅多にないでしょう。お疲れ様でした。

ルミコネ

公式Web:http://lumiconne.com/
公式TwitterTwitter. It's what's happening.
参考記事:バンダイナムコゲームスが開発中の“次世代ペンライト”『ルミコネ』を触らせてもらいました | ガジェット通信 GetNews


登場は何か月か前ですが、いまだに販売のされていないルミコネ。このライブではレンタルされるということで、前半の電気sideで借りてきました。
公式ページにはたいした情報がありませんが、ガジェット通信の記事には様子のわかる写真が何枚もありますね。

外観

まず、でかすぎ。手持ちの25cm筒よりは明らかに大きいので、25cm制限ではダメでしょうね。そんな大きさでいながら、発光部分は半分もありません。メディアでの紹介では暗い環境だったり、発光だけ枠内に収めるように撮影されていることが多いですが、持ってみるとその機構部分の大きさにびっくりします。重量は、乾電池(単四?)が2本入っている分、それなりです。ケミカルなサイリウムしか振ったことのない人からは、「重い」という感想がかなり出ていました。


手で持つ部分(以下、機構部と表記)の材質はプラスチックの半円筒型パーツがふたつ、金属ネジでパーツ同士・パーツと基板の間で固定されています。先端の発光部はさらに別材質の円筒であり、電池ボックスの蓋を入れると外面は4つの部品で出来ていることになります。これは、かなり強度が不安です。振ると機構部と発光部の間あたりがカタカタ言います。クラップ動作をすれば、機構部と発光部の間か、機構部同士のネジ止め部分がやられそうに思います。ターンオンの筒や閃ブレが折れる時も、発光部と持ち手の間が割れたり折れたりするケースが多いですよね。(自作のペンライトは、そこを考慮して継ぎ目なしのアクリル棒で作成しています)


機構部には押しボタンが3つ。これは投票機能で使用しました。部品としては、ただのプッシュスイッチです。発光部と逆側の端には、USBミニコネクタと、謎のスライドスイッチかもしれない部品がありました。後者は仮にスイッチだとしても、意図的に押しづらくしてそうなスイッチだったので、光らなくなると困るし触りませんでした。

制御

色のみならず、点灯消灯まで無線制御されていました。ルミコネ本体の改良もまだ必要ですが、制御系のノウハウもまだ改良が必要そうに思います。単純にムービーと同じ色に制御してしまうと、光学迷彩状態で存在が空気なので。
曲間は明かりが落とされていましたが、これは点灯状態にしたほうがましではないでしょうか。トーク中でもアーティストに対して振る場面がありますが、明かりが落ちていては役に立ちません。点灯消灯はタイムラグがあるので、精密に制御するのは困難だし、それ以前に精密に制御されるとなんだか怖いですw

発光

肝心の発光部。透明のプラスチック光ファイバ−っぽい芯が入っているだけです。光のほとんどが先端…つまり、不透明素材でふさいでいる部分に飛んでしまうので、光量は周りが明るいニコファーレでは物足りませんでした。暗い場面では綺麗ですが、明るい場面ではただの透明な棒に近いです。
光ファイバーっぽい素材通したら光るんじゃね!?というのは、自作派ではまった人もそれなりに居る罠。外部に散らさずほとんど先端に運ぶだけであり、ファイバーは外部から入射した光を全く活用できないため、真っ暗な場面以外では全然わからなくなってしまうのです。我が家にも使いかけの、もう使われることは無さそうなプラスチックファイバーが何本もあるので、ちょっと同情したくなりました。単に白い紙を巻いた方がだいぶマシです…。

以下、ニコ生無料部分のスクリーンショット


明るい場面だと、ほぼ透明です。やや右に映るピンク・青のペンライトと、左方に3本見えるルミコネとの差…。



暗い場合はそこそこ見えます。結構粘って、きれいに見える瞬間を探しましたw 明るい場面ほどではないけれども、既存製品として広く使われているターンオン製ペンライトや、その反射材を使った改造品と比べてしまうと、太さ・反射力による差が明確にありますね。
現バージョンを活用させることを優先するならば「意図的に暗めにする」「他の製品持ち込み禁止」がベストでしょう。このライブのようにレンタルによる実地試験をする段階で、一度試してほしいなーと思います。


ところで、ターンオン製品の反射材は、なにやら特許出願されているようです。読んでいないので、関係ある部分の特許なのかはわかりませんが…。
参考:TurnON | 唯一のペンライトメーカー:1,500万本販売実績

総括

いろんな意味でチャレンジ精神に溢れるMOSAIC.WAVのライブ。危険な方向(ア○ネスや都知事方面)に挑んだ前回と異なり、今回は設備・機材の面でのチャレンジがいっぱいでした。音楽だけでも十二分に満足ですが、さらに楽しみを詰め込もうという姿勢が有難いです。そして、最後は出口で出演者が並んで、ハイタッチ(というより雑談がメイン)によるお見送り。
観客の方々も含めて、また次も来たいと思える居心地の良い空間です。コールを細かく覚えようとすると大変なライブですが、少しずつでも練度を上げて参加出来るよう聴きこみつつ、次を楽しみに待ちます。インストアライブはちょこちょこあるのですが、あまり騒げないし人数・練度(コールの入り具合)とも不足してしまうので、やはりちゃんとしたライブが良いです。