Raspberry Pi に MicroSDカードスロットを装着

カードサイズで格好いいはずのRaspberry Piですが…

SDカード。派手にはみ出ます。半分以上はみ出てます。見た目だけならいいですが、実験中に何かに引っかけて破損するのが怖い。
そこで、マイクロSDカードを装着するように改造しました。


完成するとこんな感じ。下方やや左、HDMIコネクタのすぐ左あたりにちょこっと見えているのが、マイクロSDカードスロットです。

先例

こんな素直な(?)改造はもちろんすぐ思いつくことであって、先例もすぐ見つかります。

作業の様子

今回は、マイクロSD用スロットを装着する方法に挑戦しました。買ったのは秋月電子で140円で売っていたものです。
ヒロセ DM3AT-SF–PEJM5
別にどこの製品を使ってもいいと思いますが、端子の並びがスタンダードタイプとそれの逆向きのものとあるようなので、配線を考えるときは注意が必要そうです。


基板上のSDカードコネクタよりも、マイクロSDカードスロットの方が細かくて大変なので、こちら側から開始。

隣同士ショートしてないことと、端子と線の先で導通していることを確認。



基板の空いているスペースにホットボンドでぺたり。ごちゃごちゃ配線して完了。
マイクロSDが8本足、SDカードが9本足です。同じ名前の線を繋げばいいですが、今回は2か所あるGNDの片方を手抜きしています。
必要な各種信号線のほかに、端の2本、挿入検知のスイッチ部分にも几帳面に配線してみました。カチっと置くまでささったときにONになるスイッチです。電源かな?序盤に紹介した海外記事の2本目では、ショートさせて常時ONにしてしまっていますね。このマイクロSDスロットでは、側面に端子がありました。

ほいっと改造して果たして大丈夫なのか?は…不明。現在は何事もなく動いています、としか言えません。こんな適当な工作でも動くんだなあw 元のSDカードスロットを殺しているわけではないので、問題があればそちらに戻ればいいやーという気楽なスタンス。何か問題が出たら追記することにしましょう。

雑感

マイクロSDスロットに直接、線をハンダ付けするのは意外と大変でした。生のマイクロSDスロットではなくDIP化キットか、マイクロSD→SDカードの変換アダプタを使って、やりやすいピッチで配線をすればよかったなあ。2代目以降を入手した場合には、そうしようと思います。
SDカードがはみ出ないように改造する事については、見た目がすっきりするので妙に満足感があります。