LiVE is Smile Always 〜PiNK&BLACK〜 ちょこドーナツ(2日目)@日本武道館

年イチのペースで見に行くLiSAの単独ライブです。時期も場所も昨年とほぼ同じ。2日間開催ですが、1日目がポップ寄り・2日目がロック寄りだそうなので、2日目のチケットを分けてもらいました。

セットリスト参考: LiSA、武道館ワンマンライブ2DAYS開催! 3rdフルアルバム&全国ツアー決定 | マイナビニュース

昨年のこと

楽しみにしていた昨年の晴れ舞台。

悲しい結果に終わりました。パフォーマンスの絶対値として、特別低かったわけではありません。終演後にTwitter検索すると、「LiSAのライブ初めて行ったよ〜すごかった!」的なものがいくつも見かけられたし、曲もステージ構成も良くて、楽しめないわけがありません。ただ、LiSAライブに何度も行っている人々は悔しい思いをしたはずです。

2曲が終わっていったん静かになったところで皆ざわざわしている、滅多にない観客の反応でした。「今日おかしいよな…」「どうしたんだろ?」的に、周りと喋っていたわけです。その後いたたまれなくなって目を瞑ると余計に音ばかりが目立つし、つらいライブでした。
既に一年前ですが、ライブレポにもTwitterにも残してなかった細かいことまで明確に思い出せるあたり、自分の中でも悔しくてたまらなかったのかもしれません。

それを踏まえて、今年こそは、の武道館。

誰かにあの武道館ステージを明確に批難されたわけではなくても、ただLiSAとそのファンの心の中では抱えているテーマがあった、そんな今年の武道館でした。

開演

träumerei
oath sign
confidence driver
DOCTOR

止まらない。スタートからこれかよ。今日はどうなってしまうんだ。
最初のMCがどこで入ったか忘れましたが、今年は「LiSAすげー!」「まじ最高だわ」的なざわめきでした。もうこの時点で大勝利な気分に。去年はここから怪しくなったわけで、安心するのは早すぎたかもしれませんが、前日無事に終えていることも知っていましたからね。あとは今年を楽しむのみ。いや、一曲目が始まった瞬間にもう去年のことなんて考えてはいなくて、最初に曲間が空いたときに初めて思い出して、勝利を確信して安心した感じ。

このまま、永遠〜now and futureあたりまで走り続けるようなセットリストでした。

L.Miranic〜覚醒屋

一度静かな曲を挟んでからの中盤。この2曲は文字を前面に押し出した、ニコ動のPVによくありそうな映像がステージの大画面に映されていて、特にL.Miranicのものはえらい格好良かった!今まで、ライブのバックグラウンドに流れる映像で、ここまで強く印象に残ったものはありませんでした。ストーリーと曲で1セットのものは別として。

くるくるうろぼろす by りゅうせー - ニコニコ動画

鏡音系っぽい、と感じた第一印象、大正解。

本編終盤へ

say my name の片想い
EGOiSTiC SHOOTER
ROCK-mode
Rising Hope
ジェットロケット

序盤もここも、後から振り返ってもすごい飛ばし方。何がどの順番で来たか記憶にないくらい楽しみました。

シルシ

本編ラストはシルシ

サビラストで高音をひねり出すような曲です。昨年武道館のみならず、LiSAはあまりライブ中盤以降もたないという印象があったため、上記のTweetのようなことを考えていたのです。しかし、本編ラストという終盤も終盤にシルシ。今年は自信あったのか、あるいはここに設定されたハードルだったのか…
静かな曲だと色々考えながら聴いてしまうもので、大丈夫か?大丈夫か?と若干心配しながらでしたが、このシルシは完璧でした。LiSA大勝利。

アンコール

No More Time Machine、新曲のMr. Launcher、そして最後だよー的な煽りとともにCrow Song。おいおい、2015年もまだCrow Songかよ!と心の中で突っ込んだものの、本当のラストにはBelieve in myselfが来ましたね。この曲の途中で一回静止芸するのは、もはや定番。あっという間でした。

昨年のこと by LiSA

無事にライブを終えられるだけで十分だったのですが、ライブ後半にはLiSA自身から、去年のことについて語られました。それなりの時間をとって、いくつか当時の様子がわかるエピソードを交えつつ。そこまでは期待していなかったので、少しびっくり。しかしこれで、うやむやで触れづらい黒歴史を残さずに前進できます。素晴らしいことです。

客席の様子

いつのまにか(主にAメロの)手拍子が流行っていました。我々はクラップの代わりに光り物を得たことにより、音楽を邪魔することが無くなったのみならず、リズム感がなかったり他と違うリズムで楽しみたかったりというケースで選択肢の幅が広がったというのに…。近くに全然拍を取れないタイプの手拍子屋さんがいたせいで、Aメロでテンション下がるケースが何度かありました。自分がでかい音出すほど、他とずれても気づかないという。(仕方ないので床蹴りまくって必死にリズムを保つ方針に)

最後に客席まで明るく照らされた状態でLiSAがセンターステージに立ったとき、椅子席のアリーナなのに列方向に圧縮かかったのを見て、すぐ近くのカップルがドン引きしていました(゚Д゚) 開演してすぐにLiSA自身から楽しみ方についての注意が軽く話されたということは、あまり変わっていないのかな。引き続きファンには近寄らんほうが平和に過ごせそうです。

総括

2015年始まって11日目にして、はやくも2015年もっとも印象深いライブステージになってしまったかもしれません。大きな挫折イベントがあり、それを活動を続けながら乗り越えるシーンって、なかなか現実では無いもので。
今年前半には3rdアルバムが出るし、きっとまたカッコイイ系のアニメタイアップも取ってくれるだろうし、2015年のLiSAには期待しかできませんね。次はライブハウスツアーで見送り予定のため、次は寄せ集めイベントか、あるいは単独講演(武道館?)で会うことになるでしょう。早くも次のステージが楽しみです。