THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪@前橋グリーンドーム

シンデレラガールズ、国内では久々に人数の揃ったイベント。2018年、他のアイマス系コンテンツに動きが見られたのに対して動きが弱く、停滞の感じられたシンデレラガールズ。しかし3周年と絡めたここから年末の6thにかけて、ようやく本気モードです。

公式: 開催概要│THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS SS3A Live Sound Booth♪│EVENT│THE IDOLM@STER OFFICIAL WEB | バンダイナムコエンターテインメント公式サイト
Day1 セットリスト参考: 3周年記念楽曲『ガールズ・イン・ザ・フロンティア』初披露も! 『デレステ』3周年記念イベント“SS3A”Day1リポート - ファミ通.com
Day2 セットリスト参考: 新曲やリミックス楽曲を含めた怒涛の27曲を届けた! 『デレステ』3周年記念イベント“SS3A”Day2リポート - ファミ通.com

会場(LV):TOHOシネマズ上野

上野と言いつつ御徒町。最近できたばかりの映画館に初入場。普通のTOHOシネマズで、1か月経過したらもう何も印象に残っていません…

会場(現地):前橋グリーンドーム

2日目・日曜日は日帰りで現地へ。2012年の水樹奈々で来て以来。当時は前橋駅から歩きましたが、この日は新前橋駅から。こちらからだと、最後に利根川を渡って到着するので、なかなか良い景色が見られます。
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当日、前橋市シンデレラガールズとのコラボを積極的に打ち出していました。まさか、maebashi.gunma.jp にアイドルマスター シンデレラガールズという単語が乱舞しようとは。(公式概要 → http://www.city.maebashi.gunma.jp/sisei/473/003/p020013_d/fil/20180905_1.pdf )
紹介された店のなかには、売切れたり超満員だったりと、一定の成果は残せたのではないでしょうか。ただ、難しさを感じるところが2つ。まず、距離感覚が地元の車移動感覚。グリーンドームと逆方向に徒歩58分の店紹介されても無理です。もうひとつは、突発的な需要を受け入れるキャパシティがないこと。せめて月イチくらいでこのくらい人が集まってくれないと、店でかくするわけにもいきませんし。

帰りは、前橋から小田原方面まで直通の電車があるのを逃さず捕まえて、グリーン車でのんびり。高崎で乗り換えて新幹線、意外とそこのオーバーヘッドを安全に取ると、帰宅時間が変わらなかったんですよね。ここも前橋という場所の難しいところで。

引き当てた席はアリーナの真ん中あたりの微妙な位置、ぎりぎり演者の表情が肉眼で見えるかなーといったあたり。レギュレーションがめんどくさいので、今回から光り物無しでの参戦としました。

本編

このSS3Aに備えてか、ライブに半月ほど先行して、CD未収録の曲が一気にダウンロード販売されました。出てから2年もCDが出ず腐らせているような状況に、誰かが痺れを切らしたのでしょうか。内情は知りませんが、ファンとしてはありがたいことです。同時に歌詞も公開してくれれば100点だったのですが、今まで入手不可能だったのがあまりにも酷かったし、数ある停滞要因のひとつに挙げられることもあったので、ひとまずは歓迎。

Twin☆くるっ★テール

コールやクラップの位置が覚えづらいのを割と頑張って予習していったけど、LVでも現地でもさっぱり入っていませんでした。アイマス勢、コール本で指示されてからでも動けないのは弱点。

shabon song -For SS3A rearrange MIX-

藤本彩花さんを(全体曲除くと)初めて見たのがここ。キャラ声を保ったまま歌うというのは、下田麻美ですら諦めたくらい大きなハンデだというのに、この曲に限らず常にキャラ声だったのがすごいですね。音程の怪しいのぐちゆりを支える藤本彩花、というとてもハラハラする両日のステージ。

美に入り彩を穿つ

デレステで実装され初めて耳にした瞬間から、2018年ベストミュージック候補。弱起で前へ前へ突っ込んでいく分かり易い勢いのロック、和テイスト。和風ロックでは水樹奈々の悦楽カメリアが大好きで、最初は比べたりもしていたけど、冷静に眺めると明確に路線違いでしたね。あちらが重厚なギターとドラムでゴリゴリ行って和風みは笛系、小節頭のリズムを守るのに対し、こちらはリズムが前に突っ込んで三味線に軽めのギター、そしてダウンロード版が来て気づくベースの暴れ具合。どちらも素晴らしい。そして勿論、二人のボーカルとプロデューサーたちから跳ね返る熱量まで含めて、期待通りの100点が味わえた4分30秒でした。

クレイジークレイジー

この週末の目当て、その2。「おかしくなっちゃうよ」からスイッチが入って低音の暴力が始まる。強力なスピーカーで音圧の暴力を受けながらボーカルに泳ぎたい、という目的は現地で達成されました。LV(映画館)の方が音響設備は良いはずだけど、ライン出力じゃなくて現地録音を流すのだから、LVの方が良くなるわけなかった。

Last Kiss

本日のベストビジュアル賞。三船美優さんも中の人も特段ファンではないのだけれども、降り付けの一挙一動がいちいち美しくて目が離せませんでした。常に手先が綺麗だし、サビ途中でくるっと半回転するのも良い良い。グリーンドームの音響は良くなかったけれども低音の出力は出ていたので、音数が少なくて低音が強いこの曲に合っていた、という面もありました。

alwais

ここに回ったのは、初期衣装を纏った「新参組」。まるで歌唱力選抜組のような安定感。

藤本彩花、花井美春、田辺留依鈴木みのり武田羅梨沙多胡、会沢紗弥、小市眞琴

全体的にレベルが高いなかに、さらに鈴木みのり・花井美春が跳びぬけて上手い。特に、鈴木みのりはポスト水樹奈々ポジションに進んでいってほしいくらいです。鈴木みのりと同じワルキューレの一員である安野希世乃も、以前よりさらにレベルアップしているような気がします。あとは、武田羅梨沙多胡は「メイド喫茶で大人気になりそうな見た目」というファーストインパクト。なぜかそういうイメージがすっと脳裏に。

alwaysラストの「私を選んでくれてありがとう」を総選挙でボイス勝ち取ったメンバーに合わせてくるのは、ベタだけどおめでとう感が強くて良いですね。選ばれたアイドルにも、勝利を得たそれぞれの担当プロデューサーたちにも。今の自分の担当(佐藤心)は第5回総選挙によるボイス実装組で、その一連の流れを味わっていないのに残念感が全くないとは言わないけれども、どちらかというとボイスから惹かれているのでそのルートは無かっただろうなあ。

その他細かいところ
  • 届けアイドルのフル、初めて聴いた
  • Virgin Loveは両日とも完成度高くて、この二人が安定感を提供する側になってるのがほっこりする
  • Twinくるっテールの音程が両日行方不明だったことは忘れよう
  • Lunatic Showのアレンジバージョンではサビから裏拍のノリが消されてる。アイマスオタクには難しかったんだ…
  • 曲の最初と最後に、スクリーンに歌唱者の名前の他にユニット名が出るの、良い
  • 楽園は歌唱も振り付けも、ひたすらに丁寧さを感じた
  • 現地は、開演前に流れている曲には咲きクラを入れるけれども、本編では入れない弁えた感
  • 協賛で唯一読んでもらえないCygamesとは

総括

初日LVの序盤、なんでもない曲で震えて、「ようやくシンデレラガールズが帰ってきた」というのを身体中が実感していました。もうこんなにライブの間隔空けないでくれー。