2012年振り返り 競馬編
馬関係は記事として記録することは無くなってしまいましたが、年イチくらいでは振り返っておきます。ブラッドスポーツである競馬、少しでも記憶を残して、思い出が積み重なった方が楽しいですからね。
…と振り返ってみたものの、10大ニュースにするほどは印象的な出来事がなかったので、私的2012年5大ニュースを。
1: オルフェーヴル
一番はこれ以外ありませんでした。ダビスタ世代にとっては凱旋門賞は何を言われようと特別なので、出走するのがどんな馬であろうと全力応援です。
今年一年のパフォーマンスを見る限り、過去欧州で上位に食い込めたSS産駒の超一流(ディープ・ハーツ・ロブロイ)より地力は劣りそうけれども、やはりステゴの欧州適性は抜群です。国内でも中山阪神福島、というタイプですし。
今年の有馬記念は、牡牝三冠馬が出走回避したため「有馬記念(G2)」なんて一部で揶揄されることもありました。しかし、有馬記念で有力馬が1〜2頭回避するのは特別珍しくはないし、二冠馬を筆頭に並のGI以上には揃っていました。
しかし、しかし。凱旋門賞(G2)が開催されることなんて、何十年に一回あるでしょう?
先に抜け出してセーフティーリードを狙うような走りをソレミアがしなかったのは、不幸でした。どのステゴ産駒もステゴ自身も、前で抜け出した馬が居ればすごい勢いで迫っていきますが、相手が弱ければぶっちぎれる訳ではないですから。2012年に限れば、先に挙げたSS産駒トップクラスやエルコンなら楽勝だっただろうなあ…と思ってしまいました。
2013年は無事に進むならば、ジェンティルドンナと2本立てになるらしいですが、ディープ産駒よりは期待はこちらです。心配は、ドリームジャーニーがそうであったように、だんだんと頭がおかしくなりまともに走れなくなること。
2: グランプリボスの復活
遠征でフルボッコにされた後なかなか戻らなかった、サクラバクシンオー最後の星であるグランプリボス。ようやく復調してきました。特に秋の毎日王冠の走りは父親の走りを髣髴とさせるもので、期待通りスワンSは圧勝。いつのまにか、同様のスプリンターになっているのではないでしょうか。
スピードの違いで前に行ってしまうと簡単に差されるので、距離が短い方が安定して走れるはず。マイルでGIだと走るのは、ペースの違いがあるのでは?スプリント戦線での走りを見たいものです。
3: 香港スプリント取れちゃった
BCクラシックとどちらがきついのか?なんて噂されていたスプリントが、あっさり取れましたね。コーナーのある1200だと、全力を発揮できる馬が全体の半分くらいになるのが有難かったし、今年は抜けた強豪も居なかったのが味方しました。
4: 降着のルールがよくわからん
6月のファイナルフォームが降着にならなかった件。その後どうなることかと注目していたら、2013年からはナナメ上の方向に修正されるようで。逆転できる差でなければ、妨害してもOKになるんですね。
その他にも、NHKマイルでシゲルスダチを落馬させたのに騎乗停止は2日間だったり、JCの直線で進路がないのに馬体を押しつけてどかしてもOKだったり、「?」が一杯の2013年となりました。
5: 武豊、ようやくマイルチャンピオンシップ制覇
武豊の成績低下は、下手になったというより社台に締め出されたことによるものであり、社台ならなんでもできるんだぞ、ということを誇示する出来事でした。社台の言いなりで世界が回っていくというのも面白くないので、武豊がまたGIを取れたというのは嬉しいことです。