ラブライブ！スクフェスAndroid版におけるタッチパネルの挙動と対処
待ちに待ったスクールアイドルフェスティバルのAndroid版が登場。
ゲーム部分は音ゲーなのですが、時々判定が抜けて不可解な(と感じられる)ミスが発生することがあり、タッチパネルの性質を少し調査しました。
これからAndroid端末購入予定で迷っている人、うっかりプレイ用の端末を買おうという重度ラブライバーの方の参考になればと思い、調査の手順と結果を書き残しておきます。
※2013/06/09 以下2点を追記
- 同時押しについて：文末の追記部分参照
- Android 4.2の開発者オプションの参考リンク追加
観測された症状いろいろ
- ×同時押し連打が抜けてミス
- ×長押し(ロングノート)＋別の単発 が来たとき、押しっぱなしなのに長押しが途切れてミス
- ×離れタイミングの異なる長押し(ロングノート)が2個あるとき、片方離したタイミングでもう片方も途切れてミス
- △同時押しを入力しても同時に入らない
- △端末によってジャストタイミングが違う
Androidは端末が多様すぎるので、プログラム側からはどうしようもないだろうなーと思います。ダメな挙動を頭に入れておくことで、対処をすることは可能ですが。
タッチパネルの挙動確認方法
実際にゲーム中で挙動を確認するには時間がかかるし、スタミナも使うし、調査対象となるパターンが流れてくれないと確認できません。それでは大変なので、開発者オプションを利用します。
設定→開発者オプションから、タッチパネルの認識状況をオーバーレイするように設定。
「ポインタの位置」をオンにすると、このスクリーンショットのように、画面上部の数値表示が足されるようになります。それに加えて、軌跡が青線、指を接している部分の判定が○でオーバーレイ描画されるようになります。これを使って、タッチパネルの挙動を観察しましょう。
- 同時押しのチェック
- 同時押しが入るか？
- 同時押しが同時に入るか？ ※追記部分参照
- 同時押しの前後に、変なオンオフが検知されないか？
- 同時押し＋連打のチェック (一本指を接した状態で、他の箇所をタップ入力)
- 入力が検知されるか？
- 接した指に悪影響がないか？
- 同時押し→片方離しのチェック (二本指を接した状態から、片方を離す)
- 押しっぱなしの判定がキープされるか？
位置関係によってダメ、という微妙なケースがあるので、色々な位置で試してみましょう。
手持ち端末では、URBANO PROGRESSOの場合、「同時押し→片方離し」が×で、離した際にもう片方の入力が消滅するという挙動でした。「途中で離してしまったミス」に必ずなるので、もはやゲームになりません。ハードウェア仕様のレベルでゲームにならないのが早々に判明したので、さっさと見切りをつけることができました。これは幸か不幸か…
何か特殊なソフトウェアを入れるわけではなく、Android自体の機能を使っているので、店頭の端末で試すことも可能でしょう。ただ、試した後に開発オプションを元に戻すのを忘れずに。
※追記、Androidのバージョンによっては表示させる手順が必要。参考リンク：Nexus 7 Android 4.2で消えた開発者向けオプションを表示させる方法。
追記：同時押しについて
Nexus7では、同時押しを検知はするものの、どうも同時には入っていないように思えます。これはなかなか判別しづらい仕様で、ゲーム中では以下の挙動を示します。
- 同時押しはだいたい入る
- でも片方が毎回GREAT
- 判定音が二回聞こえる
- たまに片方抜ける
同時検出ではなく順次検出になるようで、2番目が検出される前に指を離した場合はミスになります。
開発者モードでの判別方法
該当する端末では、二本指で同時に何度もタッチして、「たまに片方しか○と線が出ない」ということが発生します。気のせいを超えたレベルで、たまに片方が抜けます。右手左手の二本指ではなく、片手でチョキで突くほうがタイミングが合うでしょう。
対策
このような端末を使うしかない！という場合、同時押しのある曲を完パで埋めるのは非常に困難です。ただ、コンボ数やクリア等の基準については、多少きつくなるものの致命的ではないので、ギリギリセーフ。
単発の同時押しであれば、「長めに押す」ことで、ミスは完璧に阻止できます。同時押しが連打のときはつらい(´Д｀)
