LiVE is Smile Always〜メガスピーカー〜

ほぼ年イチで開催される「でかい箱のLiSA」です。2015年は微妙に間隔が詰まり「年始→年末」のローテーションとなっていたため、個人的にはLiSAで始まりLiSAで終わる2015年となりました。

公式:LiSA メガスピーカー in 幕張メッセ国際展示場
参考(セットリストなど):LiSA 『LiVE is Smile Always~メガスピーカー~』 【ライブレポート】 – 音楽WEBメディア M-ON! MUSIC(エムオンミュージック)
参考(ライブ直前インタビュー):LiSAワンマンライブ「LiVE is Smile Always~メガスピーカー~」直前特集 - 音楽ナタリー 特集・インタビュー

会場:幕張メッセ(9〜11ホール)

建物への入り口を一か所しか開けない運用をしていたところに、開場が大幅に遅れ、開場予定時刻から結構な雨が来て大変なことになりました。建物に入れず入場規制。大変でした。またライブエリアも、ステージ左側からのみ入れるようになっていて、右側に配置された人は入るのは大変だし、出るのはもっと大変。

この日は1-6の方で別のライブも開催されていたらしく、帰りは海浜幕張駅で入場規制がかかって大変なことになりました。終わってすぐ帰った人は大丈夫だったものの、ちょっと飯食ってからとか、少し人が引いてから帰ろうとか、普段なら正解なそんな選択肢をとった人たちは残念賞。開場〜開演が押したのも悪い方に働きましたね…。
自分は海浜幕張に入るのを諦め、20分ほど歩いて総武線幕張駅から返りました。道はとても広いでかい道をまっすぐなので間違えようがありませんが、歩道がびっくりするくらい暗いので、女性がひとりで歩くのはちょっとどうかという感じですね。並の速度で歩くと30分近く、喋りながら歩いたらもっとかかるかもしれません。それでも、京葉線の東京駅乗り換えを通る人ならば、混雑を避けつつ総武線まで歩くことは選択肢に入れても良いのではないでしょうか。複数人いればタクシーでも安く行けますが、タクシー乗り場も行列です。

幕張メッセの展示ホールは、平面です。自分は14列目と、全体で87列あるらしいことを考えたらかなり前の法でしたが、何度となくLiSAがどこに居るのか見失うくらい。国立競技場の新案で、傾斜が低くて見づらくて云々という話題がありましたが、幕張メッセ展示ホールは傾斜0度ですから!
交通が不便で、出入りは不便で、床は平面で、こんな場所には出来るだけ来たくないものですが、2016年のライブ会場難とやらが本当にあるようなら、来る機会も増えるのでしょうか。

内容

アンコールまで含めて23曲。スタミナに難ありで若干曲が少な目、なんて印象があったのも今は昔。最後までそういう意味では全く危うさを感じさせることなく走りきりました。年始の武道館を終えて、もう問題ない!と一度は思ったんですけどねえw 5月には体調を崩して公演延期なんてことがあり、まだ当面は毎回、今日は大丈夫かな?と開始前に心配することが続くのかもしれません…。5月の件は体調管理よりも、公演&TVやイベント出演を詰め込み過ぎたスケジュールのほうに問題がありそうだけども。

ID

最新シングルからのスタート。配信のみのシングルって売れ行きはどんなもんなんでしょうね?売れ行きよりも、スルーしてしまう人がどれくらいいるのかな、という。セトリに入らないわけがない最新シングル曲なのに、2番サビ後のコーラス(うぉ〜うぉ〜)が全然揃ってなかったので。

rapid life シンドローム

2曲目。あれ、おかしい、2曲目からあまり聞き覚えがない…。帰宅後に確認したところ、Launcherがプレイリストから抜けていて、適当に流していても予習が行きわたらなかったのです。アコガレ望遠鏡とかエレクトリカルとかも抜けてしまって、これは痛恨。コール主体の曲ではないから、問題なく楽しめてはいるのですが、もったいないことをしました。

DOCTOR

ステージ上でのパフォーマンスが話題になったそうですが、14列目からでも全く見えませんがな!幕張つらい、つらすぎる。

Rally Go Round

本日一番の目当てでございます。不思議な言葉配置が延々続いていく、どうやったらこんなLiSAを保ったまま明るいポップな曲が出来てしまうんだ、と考え込んでしまう曲。LiSAのシングル曲は前二曲(oath signcrossing field)を除けばそんな感じで、ああ一般受け用に作ってるなーと思いつつ絶対的にLiSAを失わないのが良いんですけども。href="http://natalie.mu/music/pp/lisa07"序盤にリンクを掲載したナタリーの記事から少し引用すると…

古屋さんというポップワードリーダーに頼めばどんな曲だってポップになるし、どんな曲だってLiSAになるんだなって思います。

そのRally Go Roundをトロッコで移動しながら歌っていくLiSA。入れやすいコールパート(go go go for it〜とか掛け合い部分とか)がありつつも乗りやすいリズムがあるこの曲、テンション上がりすぎてもうどこをどう楽しんでいいのか訳わからない状態になって、頭の中が真っ白のまま一曲終わりました。たぶん酸素不足の金魚みたいにパクパクしてたんじゃなかろうか。こんな感覚久しぶり。

EGOiSTiC SHOOTER 〜 コズミックジェットコースター 〜 ROCK-mode 〜 Rising Hope

今回の終盤は、ポップなコズミックジェットコースターが挟まって、ロック・ポップと入り交ざったラストスパートになりました。年始に引き続き、振り返ろうとしても所謂左脳*1がよく覚えていなくて、ただ右脳がテンションを上げてくれます。
このパートの〆は、いつのまにかLiSAの代表曲として誰もが認める曲になったような気がするRising Hope。初見では特別気になったことは無かったのに、ライブで遭遇するたびにぐんぐんプラスの感情が積もっていき、今や自分で選ぶとしても代表曲はこれかなと。

その他

LiSAは沈黙を使うことが多いんですが、終盤で何か勘違いしたレス乞食が「がんばれ〜」なんて叫んで台無しにしてたシーンがありましたね…(´・ω・`) 相変わらずファン層はアレ。でもあれはマウス方面ではなかったような気はしますが。コア層は騒いだり暴れたりの話は別として、ちゃんとわかってますよね。こんな事があるとまた、ライブハウスがいい!って引きこもってしまうぞ…w

終盤の演説(?)、観客に強くメッセージを発信するLiSA。これは、変わったなーというところでしたが、終わったあとに先のナタリーの記事を見返して、ああそういう心境かーと納得するところがありました。(この記事、あまり話題になっていないけれども、とても良い記事だと思います)

私は人の上に立ってまとめるようなことがずっとイヤだったんです。

でもこの1年を通して、やらなくちゃいけないときがあるなって思ったんです。自分がその立場に立てるのはすごくありがたいことで、後押ししてくれる人たちがいるからには、リーダーにならなくちゃいけないときがある。今年最後に出す曲で何を歌うべきかと考えたら、やっぱりその心境の変化を届けるべきだと思ったし、


現場で感じた印象は「LiSA、若さを感じなくなったな」でした。アイドルではないから悪い話ではないです。ただ、いきなり跳ねつけるわけではないんだけども、Empty Mermaid〜IDに対して「んん〜何か足りない?」と思っていたところであったので、これが音楽やライブ的にプラスなのかはどうかは、まだわかりません。何かにもがいていたり尖っていたりしていた方が突き刺さるものが出来る、ということもあるわけで…。

総括

満面の笑顔で2015年のライブ参加を終えられるライブでした。ツアー日程の中にホール公演が混ざるようになっているので、そろそろFC会員にもなろうかなあという頃合いです。デカい箱で後方まで届けられるパワーとカリスマを持った人であるので、まだまだ勢いを増していってほしいものです。

*1:2つのタイプが物理的に左脳、右脳に割り当てられていることはないようだけども、あまりいい代替もないので、こういう話題では右脳左脳で通す