NANA MIZUKI LIVE PARK 2016@甲子園球場

ライブ開催の珍しい甲子園球場水樹奈々的にはようやくホームの球場です。サイズ的には他の球場の方が大きいですが、単発なら関東以外でも4万近く入るんですねえ。

セットリスト参考:水樹奈々、女性ソロ初の甲子園ライブ「夢みたい」 サックスで『六甲おろし』披露 | ORICON NEWS

会場:甲子園球場

阪神電車甲子園駅へ、あとは目の前が球場なので、球場への移動については特に書くことはありません。またグランド席(いわゆるアリーナ相当)だったために客席の感想もありません。帰りは規制退場でも電車がいっぱい…というのは西武ドームと同様ですが、あれと違って大阪方面と神戸三宮方面があり、後者のほうがだいぶ人が少なかったです。ただ、ライブ勢としてこの知識が生きることが今後あるのかどうか…
うっかり飲み物を買い忘れて来てしまいましたが、駅出てすぐの自販機にペットボトル500ml飲料は潤沢にありました。

本編

アパッショナート→BRAVE PHOENIX (豪雨)

小雨が時折落ち、たまにやや強めに一瞬来るくらいで進行していたのに、本編ラストで壮絶な雨が来ました。ここまで大したことない雨だったのでレインコートは荷物の上に展開していて、その雨がきたときも通り雨だろー的に見くびっていたところ、あっという間に手遅れ。この状態でキンブレはやばい!と、手遅れな自分自身は諦めて防護された荷物の中にキンブレを突っ込み、徒手でのBRAVE PHOENIXでした。眼鏡と目の間を滝のように水が流れ落ちていて、全然前が見えない。元々ライブ補正が非常に大きいと思っているBRAVE PHOENIXにこのヤケクソな状況、近年記憶にない謎のテンションで迎えた一曲でした。
雨で全身ずぶ濡れになると、身体から少しでも離れた場所は急激に冷えてくるので、体力をガンガン吸い取られます。ほんとうにひどかった時間が短かったので良かったですが、もしこの状態が5曲6曲と続いていたら危険でした。荷物は内側にもビニール防御を施していたので、結果論としては若干手遅れでもレインコートを被るべきだったなと。

You have a dream〜ミラクルフライト

ここも過去最高に変なテンションで。雨がだいぶ収まり、寒い状態からも回復したところでした。これの前の六甲おろしのときはまだ元気が出ていなくて、あまり記憶にありません。ミラクルフライト、セトリの印象に残る場所にズバッと入ってくる、恵まれた曲ですね。もうだいぶ古い曲なのに、みんなついてくる。

恋想花火

ステージ真後ろで花火をズンドコ打ち上げ、感動のラストシーン。ここで締めてくれてもよかったな、という感想もあり。

その他

東京ドームのセトリがストレートに自分向けだったので、補完的なこの日のセトリは地味で…と書こうとしたけど、開幕のアオイイロ・久々の76th Star・個人的推しのNaked Soldierと、振り返ると十分に楽しめていました。豪雨以降の記憶が強烈すぎて。

ドロドロの状態、競馬でいえば極悪不良馬場というべき状態で上にセットを置いたので、当然のように芝はぼろぼろになったようです。ジャンプ禁止のお達し*1を意外にもみんな守っていて、足は接地したままびよんびよん屈伸している人がほとんどでしたが、もはやあの状態では、地面に食い込むような重量を上に置くだけでアウトです。朝から続いた雨で下がフニャフニャになった時点で手遅れだったのでは。
参考:甲子園が過去最大の被害、外野の芝がボロボロ コンサート開催&雨ではがれる - 野球 - SANSPO.COM(サンスポ)

本来の日程ではシーズン終了後だった、なんて言説も流れてきますが、シーズン中一回も雨天中止がないという見込みを立てるのは愚かですよね(貸す側も借りる側も)。天候悪化時にどう影響するかという想定、どちら側にも無かったと思います。
細かい事情はどうあれ、関係者や野球ファンからしたら、ある日突然芝がボコボコになるなんて、激怒する以外にありません。もう阪神関係の仕事は来ないかもしれませんが、それよりもNPB単位で出禁にならないように、キングレコードのえらい人には一生懸命頭を下げて欲しいものです。今後、ライブがSSAばかりになったら、察しましょう。

総括

4月の東京ドームに続く、単発公演。新曲を除くと、基本的には4月にセットリストからこぼれた曲が選ばれているため、ほぼLIVE GALAXYの3公演目の扱い。重複はパワゲ・エタブレPOP MASTERの3曲。このあたりが残るのは、ちょっとだけ予習してくる初心者に向けた配慮でしょうか。
次はツアーだそうです。大きい箱な上に珍しさもないSSAではもう見たくないのですが、他の会場が果たしてどれくらい当選しますかねえ。

*1:ただし名目は近隣住民への迷惑であって、芝の保護ではない