竹達彩奈 LIVE 2016-2017 Lyrical Concerto 大阪公演@岸和田

久しぶりのライブイベントだそうです。そんなに間が空いていたような気がしていなかったけども、誕生日近辺などにやっているのは「イベントのひとつのコーナーとして数曲歌う」という体だったので、とのこと。そう言われるとそうかもな…。

プレミアムチケット

内容が一切全く明かされないまま発売された、+2000円のプレミアムチケット。謎のチケットホルダー(?)がついただけでした。大阪は緑、東京は紫で品物としてはほとんど変わらず。

席の前後が関係あるかどうかは、聞き取り調査まではしていないのでわかりませんね…。大阪東京ともプレミアムにしてみたところ、大阪は12列くらい、東京は20列くらいでした。

会場:岸和田市立浪切ホール

岸和田駅から海のほうへ適当に歩くと着きます。

花道が設定可能なようですが、さすがに使われず。公式紹介の画像の下にある「花道」を押すと写真が出ます。これ、チケットが1.5倍になってもみんな大喜びで買うと思うけど、それでもダメなものかなあ。

本編

11月頭に発売されたアルバムを掲げてのコンサートで、セットリストもその中からの曲が中心となりました。このアルバム、中身がとても地味で一般受けしないなあ…これはいかん、という印象で、せめてライブ補正がついて楽しくなってほしい、と臨みました。
大阪公演についてはニュースサイトに上がっているレビューが見当たりませんが、東京公演のセットリストと比較すると、CANDY LOVE→えぶりでぃメリークリスマス、翼→君に恋シテル、と2か所の違いとなっています。

SWEET is CIRCUS

オープニングこれかー。確かにアルバム曲から選ぶならそうなるか。

Little*Lion*Heart

シングル曲ですが、2016年も末にしてようやく聴くことができました。確かリリイベとかその後のイベントとか立て続けに外れて、その語セトリに入らなかったのです。掛け合いパートはあるし、シングル曲だけあってパッと聞いて楽しくなれるような人当たりがよい感じに仕上がっているし、もっと前面に出てくれていい曲です。

じゃじゃ馬 Way To Go

「ようやく歌う事ができました」というのが、歌唱力的なものなのか、はたまた権利的なものなのか。けいおんライブ以外では初披露のようです。自分はアニオタとしては若くて、ぎりぎりけいおん辺りまでは無知なのでうすが、昔けいおん音ゲーを(なぜか)買ったさいに覚えました。じっと聞いててもあまり面白くないけど、リズムにのって動いていると楽しいタイプの曲。(特にサビ)

ナナイロ⇔モノクロ

影武者(ダンサー)が最初に出てくる演出から始まり、歌唱を2分割してCD音源と交互に。うーん、口からCD音源みたいな人じゃないから、若干厳しい感じの演出でした。振り付けは、よく動くほうの竹達ことダンサーさんには及ばずとも結構頑張ってました。

Starline (と曲調の話)

アルバム中、もっとも楽しみにしていた曲です。期待通り。今後も、もうちょっといい位置について今後も楽しめることを期待します。
ただ、竹達さんに合っているかどうかは若干疑問なところはあり。色々挑戦してみたと自ら語るとおり、このアルバムでは、というよりMiss.Revolutionistあたりから、曲のジャンルにあれこれ挑戦しているのですが、やはり本人の得手不得手、それから客観的な合う合わないという問題があります。
azuriteと似たような感じじゃないか、と言われるとそうかもしれないのですが、あれを改めて聞いてみると、竹達さんより平らで力のある悠木碧の歌声が、azuriteの曲調へすばらしく溶け込ませているのですね。(悠木碧の再評価)

カッコイイ曲は合わないからやめろってわけではなくて、何かまだ試行錯誤はいるなと。デートアライブのキャラソン、たぶん melt(on the border) だと思うんですが、普段のバンド構成とは異なる電子音が前面に出た曲で、これはCD音源では(キャラクターの声にちょっと寄せているのか?)無理な感じが結構あるものの、現地では十分良かったです。おお、いけるじゃんと。全くダメな方向性ではないんですが…ですが…

えぶりでぃメリークリスマス

やはり来ましたね。来ないわけがない。初披露時には「いつでもクリスマスみたいに楽しもうって曲だから別にクリスマス以外にやってもいいんだよ」的な話をしていた気がしますが、まあストレートにクリスマス近辺ならばセトリに入れますよね。楽しいしノリも良いので、クリスマス以外も普通にセトリに入って欲しい良い曲です。(しかし残念ながら東京公演ではセトリから外れてしまった)

Happy Future

本編ラスト…に置く曲かなあ、若干微妙な感じで終わってしまったようなw

ライスとぅミートゅー

またお前か!ラストこれってわかった瞬間帰った人いたぞ。好きな曲だけど、アーティスト竹達の停滞の象徴みたいになっていて、こいつがいい位置に出てくるのはもはや複雑な気分です。

映像

曲間にちょくちょく流れるアニメ、最後は女の子が一人、最後に消えてしまうんですが、FGOプレイヤーはおそらく全員、あのBGMにあのSEが流れたよね…!

総括

ひとまずは、またアーティスト活動は続くようでよかった。ただ最新アルバムについては曲調まわりの迷走・エースクラスの曲不在があり、竹達さんの歌唱も怪しげだったので、だいぶ不安が残る2016年末となりました。副鼻腔炎がどうこう言っていたので、2017年最初の竹達さんに進化を見せてもらおうではないか!と会場を後にし、そのへんの店で「から焼き」(岸和田っぽい食べ物らしい)を食べて帰ったのでした。