Yui Makino Live『Reset&Happiness』 / 着席アイドル牧野由依

昨年のシンデレラガールズ4th以降、一度行っておこうとチェックしていた牧野由依さんのライブです。正式タイトルは Yui Makino Live『Reset&Happiness』だそうで。騒ぐライブじゃないし、初めてなのでのんびり…のつもりでいたら、発券したら1列と書いてあってびっくり。FCやCD先行などなくて、HP先行が初回だったんですね。
さらに、きっと仕込みのいらないのんびりしたライブだろうと思っていたのに、前日になって「振り付け動画」なるものの存在を知り大慌て。しかもこのZipperって曲手元にないし…

会場

AiiAシアタートーキョー。滅多に来ないのに、自分のなかでは「床が薄い」ことで有名。今回のように着席なら全く問題はありません。
ステージで特徴的なのは、弾き語り用のピアノ。曲によって配置されたり引っ込められたりしますが、これがステージのど真ん中に置かれます。演者は上手(右)。ということは、下手で前方だと全く見えません。どうせスピーカーからボーカル出るんだし、もうちょっと下手に置くわけにはいかなかったのだろうか…!鍵盤だけ楽器が分かる人間として、弾いてるところを見られるかもと少し楽しみにしていたのですが。

本編

どんなライブが始まるのか興味津々に待ち構えていたところ、青と白の照明がギラギラと点滅するなか二人のダンサーが登場、そこに牧野由依が混ざって一緒に踊ったあと… スッ…とピアノの前に座り、Resetの演奏開始。この間、観客静かに着席。

なんだこれ?????

「たまに手拍子するだけで、静かに座っての観賞」というだけなら、まあ普通の静か系ライブだったんですが、どうも雲行きがところどころ怪しい。先の振り付け動画があったように、たまーに観客が振りコピしてる。着席で。独特だなあ…。
ステージ上では牧野さんは結構激しく動く曲もあるし、着席指定・光り物なしというレギュレーションなのを除けば、普通にアイドルのステージではないでしょうか。あるいは、アイマスやプリパラで鍛えられたものがフィードバックされているのか。それ以前はどんな感じだったのやら…

目当ての2曲

手元にある牧野由依曲(アルバム4枚ぶん)を結構前から時々BGMに流していて、その中で気に入っていてTwitterに書き残したのが2曲ありました。

披露された曲から最近のシングルとオーケストラ枠を除くと10曲ちょい。そのなかにまさか2曲とも入ってくるとは。ふわふわ♪は2011年、Syncronicityは2007年の曲だそうです。調べたらどちらのシングル曲なので、きっと確率が低くはなかったのでしょうが、それにしても有難いことです。
ふわふわ♪には振り付けがあって若干ビビったのですが、単純なので2番からなんとか対応する感じで。この曲は今まで歌詞を全然聴いていなかったようで今回歌詞にあった振り付けが出てきてそれをラーニングしたことで、初めてどういう歌詞の曲なのかに気付きました。後ろのピアノが無限大に好きなだけですね。じゃあボーカルいらないかというとそんな事は全くなくて、気持ちいいピアノやギターが、上に乗っているボーカルの声質と合わせ技で100点越えてる曲って、自分のお気に入りのなかには結構あります。むしろ歌詞を気にしている曲の方が少ないかも…

他に印象に残った曲

全体的に、普段BGMとして流すような音楽だと曲名がその場では出てこないのですが…聴けてよかったお気に入りの曲は、ワールドツアー と 囁きは"Crescendo" の2曲。しかし着席していると、跳ねるようなリズムには乗りづらくて仕方がないのが残念。あと、角度があるときに体は前向き固定なので、首が痛い。事前情報では、テンポの上がる曲では立ち上がるようなライブもあったらしいけども、そのへんはセットリストの構成にもよるのでしょう…か?

総括

満足…満足!佐久間まゆではない牧野由依を見るという目的も、あわよくば推している曲を聴きたいという欲望も、ほぼ完璧にクリアです。もしかして、この一回で即卒業してしまうのが一番いい形なのでは。

追記(2017/07/19)

どうも2日目の公演は声が思うように出なくなってしまったようで、顛末がご本人のブログにありました。

1日目、調子がよくないのにステージに出て無理したら歌えてしまって、翌日潰れてしまったのでしょうか。今思い返すと、声優とはいえ歌が得意な方という前提知識からは意外なことに、高音は頑張らずにあっさりと裏声に抜いてしまうんだなーと感じていました。持久力のない頃のLiSAの歌い方と同じで、「もう手遅れだけど力をセーブしてる」みたいな歌い方になっていたのかもしれませんね。体調はどうしても常時万全とはいかないので辛い所ですが、それにしても、シンデレラガールズからベストのタイミングで流入があったであろうこのライブでこうなってしまうとは、なんと不運な。
次はSSA1日目、佐久間まゆのステージ。身体的にも精神的にも引きずらずに、一か月でさっさと不安を払拭してくれることを願います。