Sonyのヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1が届いた → PS3と接続中

公式:HMZ-T1 | ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” | ソニー


SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1

SONY 3D対応ヘッドマウントディスプレイ HMZ-T1

脊髄反射で買ってしまったHMDが届きました。さっそくPS3に繋いでみました。

ケーブルの接続

HMDに直接HDMI接続すればOK!という仕組みではなく、プロセッサーユニットという箱が間に挟まります。この箱には電源を供給する必要があり、コンセントが一口必要です。消費電力は15Wと記載されているので、タコ足してもあまり問題はないでしょう。
プロセッサーユニットの箱とHMDの間は、有線接続です。


参考:HMZ-T1 再生機器/テレビとの接続方法 | ヘッドマウントディスプレイ “Personal 3D Viewer” | ソニー

PS3での使用準備

今まで3D対応の出力をしていなかった場合、「ディスプレイ設定」で3D対応の設定を行う必要があります。HDMI接続で「自動」を選べば勝手にやってくれます。


箱の中に「本機でPS3を使用するときのご注意」という紙が挟まっていて、「以下の症状が出る場合があります」「映像・音声が出ない」という豪快な項目が書かれています。PS3の電源を長押ししながら再起動して出力を再設定すればOK、ということになっています。今のところ、初期型PS3でこの状態には陥っていません。

調整

左右のレンズ間隔調整をするだけです。5段階しかないアバウトな調整ですが、これで十分見られます。

眼鏡?

眼→HMDの距離は非常に近いですが、焦点は遠くに合わせないといけないので、近眼の人は眼鏡なしではぼやけて何も見えません。眼鏡をかけた上から装着を試みたところ、初期状態では頭が入らなくてどうしようかと思いましたが、ヘッドバンドストラップを調整したら問題なく装着できました。眼鏡とHMDどちらかがずれたらぼやけてしまう分、やはり裸眼やコンタクトレンズより不利なのは仕方ありません。
また、レンズの径が小さくて度がきつい場合、スクリーンの端が少し歪んでみえる可能性があります。HMDの性質上視線がどセンター固定なので、あまり気にならないのですが。

ライブBDを視聴してみた

ただのHMDではなく3D対応なので、初めての3Dタイトルを購入しました。




このツアーは最新のものではありませんが、Side-A・Side-Bとも参加したので、思い入れのあるツアーです。3D映像なので、May'n大写しの場面よりも、サイリウムを持った観客まで映っている場面の方が楽しいですね。
注意点として、ついテンションが上がって腕振ったり頭振ったりジャンプしたりすると、HMDが揺れるので映像がぶれぶれになってしまうことがあります。そんな楽しみ方は想定されていないでしょうがw

ゲームしてみた

PS3の3Dタイトルを確認したところ…
Line-up3D立体視対応ソフトウェア|PS3®で、3D立体視ゲームを楽しもう! | プレイステーション® オフィシャルサイト


PSN騒ぎのときに無料でばら撒かれた、StarStrike HDがなんと3D対応ではないですか!このゲームはシンプルなのに意外と楽しくて、最近出かける前に時間が余るとプレイしていました。というわけでさっそくプレイ。敵や岩石が手前からpopしてくるのは面白いですね。
3Dの場合は処理が重くなるのか、うちの初期型PS3では一部スローダウンするところがありました。

音声

HMDですが、音声出力もセットです。音質は特別良いことはなく、iPhoneWalkmanなどの付属イヤホンと同じくらいではないでしょうか。チャット用のヘッドセットほどひどくはないような気がします。
音が気に入らない場合、ヘッドホンと組み合わせるのはちょっと辛いかもしれません。イヤホンなら大丈夫でしょう。

  • HMD装着してさあ再生するぞ!と思ったらディスクを挿入するの忘れてた → HMD外してやりなおし
  • HMD装着してさあ再生するぞ!と思ったらPS3のコントローラがどこにあるのかわからん → HMD外してやりなおし
  • 映像見ながら他のことするのは無理


装着時でも下の隙間から頑張れば多少見えるので、コントローラを持ち忘れた程度ならそれでなんとかなります。でもテキストチャットするとか、攻略本を見るとかのレベルになると困難です。

パススルー機能[2011/11/12追記]

わざわざ記事を新規追加するほどのネタでもないのでここに。
プロセッサユニットには、HDMIパススルー機能があります。HDMIのOUT端子がついていて、HMDの電源がオフのときにはそこから信号を出力可能です。つまり、HMDじゃなくてTVで見たいな〜 と思った時に、配線をいじる必要はありません。
あくまでもHMDを使用しないときに出力する端子なので、HMDとTVに同時出力は出来ません。

総括

ベストの装着体勢は「仰向けで寝た状態」です。枕やクッション等を利用することで固定力・安定性が高まります。布団から出ないゲーマー爆誕!一人暮らしで気を遣わなくていい人にはお勧めです。装着してエンジョイしている状態を他人に見られたくはないかなw
寝落ちしたあと目覚めたらバッキバキに壊れていた…なんて未来が有り得そうなので、気を付けないといけないですね。