NANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018 WAVE12@埼玉

このツアー2つめの参加。セットリストは高知とあまり変わらず。脱出に不便な場所なので、ダブアン前に離脱です。この脱出時と、それから入場時も、どちらもちょうど豪雨のタイミングで大変でした。アンコール中は雷鳴雷光が存在感をアピールしていて、これはなかなかよい景色ではありました。
年代で挙手したとき、もうだいぶ40代が多くてびっくりですね。どの曲か忘れたけども、ppph箇所でステージ上がクラップ指示になっていたことがあって、ステージとしてだんだん落ち着けていこうという流れもちょっと感じます。アニサマに出なければ新規流入はないだろうから仕方ないですが。モンストのアニメのED曲やるそうなので、これで少しでも新規が増えてくれれば。


相変わらず本編後半のセトリ、NEXT ARCADIAの周りが神がかっていて最高でした。それ以外に書くことがあまり思いつかない。惰性で参加しているわけではなくて、並のライブよりはるかに楽しいことは否定しようがないんだけども、これはちょっと良くないな。

NANA MIZUKI LIVE ISLAND 2018 WAVE06@高知

LIVE ISLANDは岐阜に落ちてしまい、高知と埼玉のみの参戦に。四国に行くのが初めてだったので、ついでに観光もしてきたかったのですが、台風直撃でそっちは何もできなくなってしまいましたよ…。週中には関東上陸な感じだったのに! 大分では大寒波、甲子園では土砂降りと、どうもたまに水樹奈々目的で西方に行くと相性がよろしくないようです。しかし、行きの飛行機が欠航したら陸路新幹線岡山経由6時間!だったので、そちらにならなかったのは不幸中の幸い。

会場:高知県立県民体育館

参考:公式アクセスマップ
高知駅前から南行する、路面電車の通る大きい道路沿い。距離はあるものの、迷いようはありません。空港経由で来た場合、空港からのバスがはりまや橋にも止まるので、このへんに宿を取るのがよさげです。居酒屋も周辺にたくさんあります。
中は名前通り、体育館。よって平面。一階で後方だとちょっとつらそうで、音響もそれなりです。

本編

事前に「お前の好きそうなセットリスト」と言われていたのを、中盤になって思い出しました。なんだこれ!中盤以降は自分で組んだみたいなセットリストだ!
エタブレの後ろに、ちょっと久々な気がするNEXT ARCADIA→Exterminate→FEARLESS HERO。殺す気か!(水樹奈々現場語で「ありがとうございます」の意) そしてアンコールでSynchrogazer、ようやく回収できた君よ叫べ、まで。昨今どこ行っても跳ばずに体力使わない感じなので、久々の殺される感を全力で味わいました。いつのまにか、代わりの少ない現場になっていて、人が戻っている部分があるように感じます。

Happy Dive

イントロでゾゾゾっと背中に来るようなことがあるとは。えらい久しぶりなのでは!?どうやらFIGHTERの1日目(2008/07/05)で聞いて以来で、そうなると間隔が10年越えとる…。好きな曲を並べたときに最上位グループには来ないけど、淡々と爽やかでこういうのも好きですよ。

PHANTOM MINDS

みんな忘れているだろうけど、オリコンウィークリー1位曲です。当時は強かったリリカルなのはの存在感が薄まったせいもあるのか、いまとなっては影が薄い…。SECRET AMBITION/MASSIVE WONDERSの、StrikerS2曲よりはマシとはいえ。

still in the groove

こんなBメロに延々ジャンプし続けるようなハードな曲だったっけ!?Bring it on!の超ロングPPPHも滅びた感があったのに。楽しいので個人的にはOKです。

POP MASTER

LIVE ISLANDのグッズにある水色のTシャツ、普通のTシャツと違って速乾材質で、実用面から着ている人が多いみそうです。この水色はPOP MASTERを流行らせようとする主催の陰謀!!みたいな話を開演前にツアーセトリ知らない状態で話していたら、ラストこれなんですねえ。跳び禁現場から帰ってきたオタク達の勢いをもって再び輝け、POP MASTER

ETERNAL BLAZE

エタブレのサビラスト7拍、オタクがペンライトを1文字1振りで7拍振るのに対し、奈々さんの拳は3回じゃないですか。と思っていたら、今回7つだったり3つだったりして「どっちだ!?」という感じに。(元々そうだったのを自分が気づいていなかった可能性はあり)

Exterminate

3年経った今聞いてもクッソ熱く、当時受けた衝撃が一過的ではなかったことを思い知らされました。もちろん1つ前のNEXT ARCADIAもだ!

君よ叫べ

倍率も行くのも辛かった出雲大社でだけ披露されていた曲、ようやく回収。期待通りでした。Aメロからの繋ぎで一拍溜めてからBメロの淡々と流れて行くところがとても好きで。(サビは以外と普通でなかなか思い出せないタイプ)

Birth of Legend

なんだこのイントロ!?


そりゃ奈々さんも「このツアーを通じて作り上げていきたい」みたいな事言うわけです。せめて複数参加する層にだけでも、しっかり作り上げていかないとみんな7拍子に置いていかれてしまう。

総括

もう水樹奈々から離れられない。やっぱり代わりはいなかったんだ…。西武ドームでも楽しみにしましょう。

2018年W杯、ベルギー戦のこと

このブログになってからサッカーの事書いたことが無かったようです。衝動的なことはTwitterに書いてそれで十分だということもあり…。しかしこのベルギー戦は、試合内容も背景もインプレッシブな試合だったので、別に誰も読まないとしても残しておきます。

監督人事

実はハリルホジッチ指揮の日本代表の試合、一切見ていないように思います。なので、西野監督とどちらが良いという話どころか、ハリルのサッカーが何なのかという議論にも参加できません。ただ、あのタイミングの解任が最悪であるということは、どこかに書きました。良いことは新監督、悪いことは旧監督のせいにできるからです。とんでもない事ですが、この時期に交代を実現した時点で、どうやってもJFAの勝利が確定していました。そう思っていました。

前の試合:ポーランド

途中で飽きて寝てしまったので、論議を呼んだ時間稼ぎのシーンを見ていません。スタメンとして担ぎ出された、武藤・宇佐美・山口蛍が明らかに不合格な動きで、柴崎が奮闘していたのが記憶に残っています。

まさかの先制・2点目

弱気の虫ではなくて、このリードでも怪しいぞと思っていました。

追いつかれ、その後

原口は体力切れ。さらに、ポーランド戦で温存しなかったうえに、イエローカードを1枚もらっている柴崎を替えないといけない。でも代わりがいない!

ここにきて、ポーランド戦は温存しつつ控えのテストもしつつ、なんとか突破もするという、とんでもない事をやっていたことに気付きます。で、岡崎は怪我でだめだし、ベルギー相手に出せる選手が本田しかいない。メンバーを選んだ時点で敗北は決まっていました、というのは、思ったより言い過ぎではない感じ。絶望したのは、2点目を決められた瞬間でも、そして3点目を決められた瞬間でもなく、「選手が足りなくてどうにもならん」と気づいたときでした。

最後のコーナーキック

時間を稼がず攻めたキッカー本田、敵GKにプレッシャーをかけなかった、山口蛍の対応、など個別に世間で言われるポイントはいくつかありますが、どれも戦略的には些細に感じました。柴崎を下げて酒井宏樹がバテバテ、香川も体力が怪しく使える交代要員もいない状況。延長で勝つより、何かの間違いでCKから1点で勝利するほうに賭けるのは妥当ではないでしょうか。それに失敗した時点で、おおかた最終結果は変わらないだろうなと。

西野監督

ポーランド戦で戦力評価&休養したことが最後の善戦に繋がったし、攻撃がスピードダウンする本田は敵味方とも体力の落ちた後半から出す、というプランも結果論で正解でした。育成・戦術熟成方面ではこんな短期間では何も評価しようがないと思いますが、戦術面では見事でした。2点取ってから守らなかった点も、前半の守りに入った時間が完全にサンドバッグ状態で危険だったことから考えても、良い選択だったと信じています。ルカクアザールの近くにポロリと零れれば決定的チャンスですから…(ミスやバー直撃など、奇跡的に得点となっていなかったけれども)

次に向けて…?

そろそろ独身おじさんは孤独死の可能性も出てくるので、果たして日本が8強へ進むのを見届けられるのか、怪しい感じですね。今回はコロンビアに貰った16強でしたが、本来なら「全力でグループリーグ突破」から「主力を温存して突破」へ移行するために層を厚くし、さらに温存できると侮っての敗戦敗退を乗り越えないといけない舞台です。そこまで4年で到達できるのだろうか。

Study of Man と悲しみのセカンドハピネス

俗にフランスダービーと言われるジョッケクルブ賞(仏GI 芝2100m)、ディープインパクト産駒のStudy of Manが制したそうです。どうやらマンボネフューの弟ということで母セカンドハピネスの繁殖成績を調べると、なにやらバゴを付けまくっていますね。

2015  Study of Man            牡  ディープインパクト
2014  セカンドハピネスの2014  牡  バゴ
2012  Tale Of Life            牡  ディープインパクト
2011  セカンドハピネスの2011  牝  ネオユニヴァース
2010  マンボネフュー          牡  バゴ
2009  タフディシジョン        牡  アグネスタキオン
2008  セカンドハピネスの2008  牝  バゴ
2007  セカンドハピネスの2007  牡  バゴ

なんぞ?と調べると、2014年産の掲示板に情報がありまして…

実質的な馬主であるニアルコスさんが自身が育てたバゴとミエスクの血が入った子が欲しいから

あくまでもバゴの血を繋ぐために社台グループに預託しているだけだし

おう…。しかしディープインパクトを付けたら走ってしまったわけですね。なんと難しい。しかも、唯一バゴがまともに出たっぽいマンボネフューは手放して日本で走っているのが、とても運がない。く途中でバゴを諦めたけれども、マンボネフューが出たので諦めきれずまた2014年に付けて、やっぱりダメだったっぽいのも悲しい。その翌年がStudy of Manです。

鈴木このみ 4th Live Tour 2018 〜Magic Hour〜@日比谷野音

先週のRoseliaに魂を吸われて完全に忘れていました…。でも前回のライブからシングルは出ておらず(直近リリースのがあるけど)、あとはアルバム新曲だけだろうということで気軽に参加。この日、日比谷公園では「ヒビヤガーデン2018」という祭りがあり、ビールを色々売っていました。もちろん飲んで多少ハイテンションで会場に向かったために、全く知らん左右の人と肩組んで盛り上がってましたね。

ツアータイトル Magic Hourは、たしか前年のカウントダウンライブで発表。しかしその後、同名のアルバムを人気声優である内田真礼が出すと発表したのが2月。ただ、検索結果の上位が真礼で占められているのは仕方ないとして、いくらたぐってもこのツアー情報出てこないのは、SEOに無頓着すぎはしないでしょうか、事務所の人!


日比谷野音の場合、セットリストは陽の落ち具合を測ったものになります。もちろん参加者としても、それを期待しています。エモさを出してくるのを分かって受け止める、それが気持ちよいのです。この日、その場面にあたったのは、miss blue〜Love is MY RAIL あたりだったでしょうか。客席ぐるっと回して盛り上がったあとに静かな曲を持ってくるのは予想外でしたが、風が強めで涼しげな空気が通っていた展開と合わせて、これは良いものでした。Love is MY RAILのオレンジ点灯を持っていくのはまあ、予想通りだし身構えていたよね。繰り返すけどいいんだよそれで、用意されたストレートを打ち返す感じで。
この日は天気が怪しく、15時ごろには上空に真っ黒い雲が居たけれども、ライブの頃には雲量低めになっていて良かったですね。右手上空には綺麗に三日月も上がっていました。(月齢3.6だったらしい)


予習しないでも大丈夫じゃろー、と望んでいたのですが、手持ちにない曲がいくつかありました。

  • miss blue: シングル Love is MY RAILカップリング
  • アルカテイル: シングルで出ているが、流通がPCゲームなので主なダウンロード販売やレンタル販売にない
  • my days: 中国のソシャゲOPらしく、リリースされた音源がないのでは?

入手が難しいのはちょっと困ります。布教的にも。やや話がそれるけれども、PCゲーム方面アーティストの近年の存在のなさ、流通の不便さが一因にあるような気がしますね。


アルカテイルはKeyの新作OPらしいです。あれ、それってすごいのでは?それで先日のKSL Live 2018に出ていたのかー。すっかり勘違いしていて、エロゲー方面に仕事取りにいったかーと勝手に複雑な気分になっていました。

これはもしや、あとでSummer Pocketsにドはまりして、この日アルカテイルを大した感慨も無く聞き流してしまったことを後悔するパターンなのでは!?とりあえず、Summer Pocketsは買おうと思います。Keyのゲームであれば、この曲と歌詞の価値は、ストーリーを押さえることで2倍3倍、クリーンヒットした場合には5倍にも10倍にもなるはず。

総括

鈴木このみは、「大ヒットしたアニメの曲」を持っていないために、とても布教しづらいところがあります。ただ現場は、本人も周りのファンも楽しんでいて、その空間に居ることがとても心地よいところ。コールはあるけれども、それがメインはなく。楽しい以外に語彙がないのがとても悔しく、なんとか売れてくれー、もっと人が増えてくれーと思い続けています。ただのオタクひとりとして、特に出来ることはないんだけど…
ライブの雰囲気でいえば、人気が落ち着いたあとのMay'nと近いかもしれませんね。あっちはマクロス関連の大ヒット曲をいきなり出してしまったために第二の矢が出ないという、若干違う状況ではありますが。

BanG Dream! 5th☆LIVE Day2:Roselia -Ewigkeit-

Roseliaベーシストとしての遠藤ゆりか、ファイナルステージです。また円盤先行から遠い席を引いてしまったものの、この日については現地に無事行けたことを、声の届けられる会場に居られたことを、感謝せねば…。珍しく、前日に物販だけ来てパンフレットも買いました。

公式: BanG Dream! 5th☆LIVE | BanG Dream!(バンドリ!)公式サイト

会場: 幕張メッセ国際展示場 1〜3ホール

入場は一度外を回す導線。あいにく強めの雨、傘なしで入場列を進行するわけにはいかない程度の降り具合となり、傘畳む→チケット出す→入場という流れになるためスループットが低めでした。同じ導線で年始のガルパライブではあまり問題なかったけれども、悪天候には弱いということでしょうか。ライブビューイングがあるのに、オープニングアクト始まりから10分以上押しました。ただ、後ろがLVの終わりにぴったりだったらしいので、表記スケジュール+10分くらいで計画通り進行?

本編

この日は時系列に追い掛けて行くほかないでしょう。とはいえ、途中までは…とくにアンコールより前の本編パートについては何の変わりもなく、まるで普通のライブのようで、「このまま本当に何もなく終わるのでは?」と夢見るような空気でした。

ONENESS

オープニングアクト最終曲から、奥の幕が落ちて流れるようなスタート。熱い。Roselia曲の中でも特に前方サイド、ギターとベースが輝く曲でもあります。サビの盛り上がり具合とそこまでの持って行きかた、そして最後の締めまで、流石上松の兄貴、という熱量の曲。

Determination Symphony

紗夜の曲、氷川姉妹の曲、くどはるの曲。ガルパほとんどログボしか取っていないのに、このイベント(秋時雨に傘を)は外しちゃいかんと、ちゃんと全部読んでいたのを思い出しました。尊い。ゲームのイベントシナリオがあり、イントロからギターのソロパートから始まる構成あり、合わせ技でお気に入りの曲です。サビ前とサビ最中のコーラスも格好いいよね。
くどはるは、台の上でギター/ベースのカッコイイ立ち方するのに思い切りが不足していて、微妙に上品なところが良いですよね。遠藤ゆりかはバッチリ決まって立っている感じなのに、対照的でどちらも良し。この竿隊が目立つ曲が2連続のフルアクセルで入る構成、最高でした。

カバーメドレー

新しいことをやります!とルフラン始めた時点で、メドレーを予感。カラオケであれば何も思わないところですが、演奏する場合は、3曲分覚えて1曲分くらいの尺にしかならないので、大変ですね…。思ったことはMCであった内容と同じ方向で、「Roseliaもついに尺を削って詰めるくらい曲が増えたんだなあ…」です。今回、セトリに今まであった「同一曲の複数回」もありませんでした。それどころか、振り返ってみるとOpera〜とLegendaryがいない。ついに落ちる曲が出てくる、このあたりから曲数が倍くらいになるまで、だいたい2ndアルバムまでは、どのアーティストであっても楽しいところです。

深愛

カバー曲には、ライブでカバーされるものとそうでないものがあります。深愛は後者だと思っていました。水樹奈々勢だと歌詞がそこそこに頭に入っていて、今日のタイミングで別れの曲をやってくれるか…という複雑な気分にも。いや、この日にやってくれて良かったのかな、これは。今日初披露ということは、この5分間のためだけに、ベース仕上げてきてくれたんですね。3/21発売のOpera the wasteland、5/2発売アルバムのLegendaryと、オリジナル曲がセトリから(=遠藤ゆりかの練習対象から)抜かれたのに、メドレーからわざわざ外してフルサイズの深愛が入った意味はあるような気がしませんか?そのあたりより難易度が控えめなのはあるにせよ。
オーケストラがメインの原曲をRoseliaのバンドアレンジにしたために、曲はまた違う表情で良いものです。特に、ギターとドラムの出番が用意されているBメロ以降で明確に違いを主張してくる感じの。途中、遠藤ゆりかは頭振ってたような気すらします。そして、GiGSのインタビューにもあったとおり、裏声を使わずにこれも歌っていく相羽あい。頑張るなあ。

LOUDER〜熱色スターマイン

個人的な1位2位がここで続けて来て、死んでしまいます!というセットリスト。バンドリというコンテンツに引き込んだLOUDER、Roseliaから抜け出せなくなったLOUDER。年始に盛り上がりが限界突破していた熱色スターマイン。いや、意外と何かそんなこと思い出しながら虚ろな感じだったかもしれない。この日この瞬間について、盛り上がりすぎて死ぬ!みたいな状態ではなかったような記憶があります。

軌跡〜Re:birth day

落ち着いて、ステージの5人を眺めていた時間帯。Re:birth dayのサビラストで1から5まで数える振り好きなんだけど、ちょっとタイミングが難しいw (あと誰もやっていない)
Re:birth dayは、シングル表題としては(アニサマで出すにしても)弱いというだけで、ファン視点の曲としては大好きです。ただしこのタイミングでは、もう全て目の前の別れに歌詞が結びついてしまいちょっとつらい。

HEROIC ADVENT

One for all for one! 現時点でRoselia唯一の藤田淳平作曲です。たぶん。コール入れる箇所がありながらもなお、疾走感が有り余っている曲。もしかしたら本編ラストが陽だまりという可能性も準備していました。その身構えた両手赤のままこの曲へ。最後まで赤両手。自分だけでなく、「終わり」が近づくにつれてだんだんと赤くなっていく会場でした。

アンコール

Neo-Aspect

今日は映像出されたって見てる場合じゃねえよ!ちょっと見たけど。

BLACK SHOUT

遠藤ゆりか曰く、ベースを指弾きからピック弾きに変えたけれどもソロパートは指で弾くので、ピックを口にくわえて持ち替えているとか(GiGS記載内容より)。開演前はそれ見てやろうなんて思っていたはずだけど、もう、セトリのこんな位置ではそんな冷静に観察していられなかったね…。まあ映像化されるだろうからそこで見ましょう。遠藤ゆりかだけじゃなくて、この5人のRoseliaというものの終わりなので、ずーっと一人を凝視していたわけでもなく。

「初めての試みをやります」的なMCが最初にあったので、「ああついに新ベースが出てくるんだな」という強い予感がありました。そういった予感が珍しくストレートに当たったので、出てきたことについては身構えていた分全く驚きはなかったのですが、よほど推している声優以外は顔見てもわからんので、誰?誰!?という感じでした。中島由貴。これはまた、演奏も演技も楽しみな人が来てしまった…!

陽だまりロードナイト

それな。それが、序盤で顔グシャグシャにしながらバシバシ叩いている様子が映し出されてもうダメだったね…。一列前のジャラジャラしたアクセ付けてるオタクコンビが嗚咽をあげてるし、左隣の静かで全然動かなかった若者が眼鏡外して涙拭きはじめるし、右隣の女の子コンビも何言ってるのかわからないし、そんな人のこと言っていられない状態になってるし、本当に最後まで来てしまったんだなあと。

この曲、イントロ・アウトロでみんなピョコピョコ跳ねてるのが印象的なのですが、意外と観客はやらないですね。そもそも、ライブで跳んだり跳ねたりする文化は、過去のものとなりつつあるのかも。

ファイナルアクト

本当に最後の最後、下手の袖からひらりと消えていくところを見届け、開場は拍手に包まれた…(というタイミングを掻き消して、特報!って映像を前に流すのはもうちょっとだけ待って欲しかった)
途中に茶番映像が入ることも含めて、途中まで湿っぽい事が全くなく、BLACK SHOUTの入れ替わりも和やかに起こり、全てが陽だまりロードナイトに詰まったライブでした。今までありがとう、遠藤ゆりか。Roseliaにドはまりさせてくれた本人が先にいなくなってしまうとはな!最初は本当にリサ以外ほとんど興味がなかったけど、今ではもうRoselia全員が(2Dも3Dも)気に入ってしまってもう抜け出せない。

映像

今回の企画映像も、前回のライブ同様、涙が出るくらい笑わせてもらいました。しんみりした雰囲気を何度となく吹き飛ばされてしまったぞ。こういうところまで好きでRoseliaにドはまりしているんだよな。中島由貴も(明坂と10歳離れているけど)溶け込んでくれることを願っています。

ゆりしーとゆりしぃ、引き継ぎに思うこと

2010年7月4日、幕張メッセイベントホール。アイドルマスター2を控えて、萩原雪歩役のゆりしー降板が、映像の字幕で発表されました。愛称や背景まで含めて若干重なるところがあるけれども、今回のゆりしぃ引退は全く違うものです。
今考えると、アイマスの交代はえらい乱暴でした。よく耐えたよアイマスPは。ライブの出演は少なく、他キャストとの絡みも怪しげという不穏な状況のまま、事務的に交代。L4U終盤の雪歩ソロもだいぶひどかったし、ゆりしーソロ連続CD企画では楽曲提供者方面に対してひどいことをしていたのが、Twitterで暴露されていました。降板はマネージャーが決定したと2015年にもなって語られていたけども、精神状況もよくわからんことになっていたあの状況は誰がどう見ても無理だったし、リングにタオルを投げ入れる役割を正しく行使したマネージャーではないでしょうか。交代が急だったことと、当日出演できなかったことは、そういった背景から諦めのつくことでした。しかし、その後旧キャストに一切触れないNGワードっぽい扱いをしたのは運営判断のひとつであり、あれは追い出すような上書きでした。
Roseliaについては、お別れの場、本人同士の引き継ぎ場面が用意されていたことを、本当にありがたく思います。BLACK SHOUTイントロの「OK」における遠藤ゆりかの振り付け、前々からこの人っぽいなと思っていた振り付けが明示的に受け継がれたことで、そこで必ず皆思い出すことでしょう。そして、今後ほとんど話題には出なくなるだろうけど、ファンの間で話題に出してもいいし、キャストが公式な場で触れても問題にはならないようです。明坂さんが「芸能界引退だけども、会いに行けるから」的なことを喋っていましたし。「前例」を参考に丁寧に運んだ部分が、多少なりともあったのでは。触れづらい歴史ではなく、白い歴史として残してくれることが本当に嬉しい。ここがあのときとの一番の違いです。

中島由貴

楽器をやらなければいけないので、状況の深刻度はRoseliaの方が高い状況でしたが、無事こうやってベースを弾ける声優を捕まえてこられたのは幸いでした。しかし、今井リサというキャラクター、遠藤ゆりかがナチュラルに合う最高クラスのはまり役のひとつで、楽器を優先して選考せざるを得なかったであろうことを考えると、そこは心配でした。ただ、いまこの文章は、ガルパの新ボイスへの差し替わりが済んだタイミングで書いていますが、意外と大丈夫で、世間的にもそう大きな騒ぎにはなっていない感じです。明らかに別物で、やっぱりあの軽さは(特に短い間投詞では)出てこないんだけども、違うものとして受け入れられる感じがします。

総括

ありがとう遠藤ゆりか。そしてこれから頼むぞ中島由貴。当面最優先で追いかけて行くことになります。
初期メンバーがここまで1年半鍛えられている状態に放り込まれた中島由貴、最初は10曲以上もやるのは難しそうですね。次はいきなりライブではなく、ファンミーティングを小さい箱でやるようです。アニサマにも出ませんし、これとバンドリ合同ライブなど、当面は曲数が少ない出番で慣らしつ…でしょうか。

ひとりの競馬ファンとして、ウマ娘を受け入れづらい理由 #ウマ娘

好評なのかそうでないのか謎なアニメ、ウマ娘。絵は綺麗で声優もそこそこ揃っていて、競馬場内はやたら現実に即した描写になっているなど高品質なのはわかりますが、何かとても競馬ファンとしてモヤモヤします。その理由がぼんやりとわかったのが第4話、確信となったのが第5話でした。

比較、論争

第4話のシーンは、タイキシャトルスペシャルウィークの模擬レースシーン。議論の余地なく、現実のマイル(1600m)以下なら、競馬ファンのほとんどが、タイキシャトルがぶっちぎると想像するでしょう。しかしスペシャルウィークはアニメの主人公。実際はアニメ内で距離は明示されなかったように思いますが、「もしや、マイルのタイキシャトルですら噛ませ犬にされてしまうのでは?」と想像したときに、ようやくこれは「最強馬論争に踏み込んでいる」ということに気付いたのです。
第5話において、いきなり最強論争回避のための最強カードを切ってしまいました。次以降どうするのでしょうか。バトルものであれば、架空の絶対悪組織を出して力を合わせて勝利すれば良いので簡単ですが、個人競技である競馬ではそうはいきません。

史実、物語、その恐怖

史実そのまま再現ならともかく、もし架空レースを作るのであれば、よほど明確に力差・適正差があるところでもない限りは、それは勝者として設定された者以外(その関係者とファン)を侮辱することになります。5頭出ていれば4頭のファンが大激怒でしょう。もともと最強論争はタブーなのです。これがゲームであれば、史実馬が出るものであっても、各プレイヤーが好きな馬の最強伝説を作りあげることが出来て、むしろ自分だけの最強馬ストーリーを人知れず実現する、プラス要素として働いていたのですが。

アニメや小説などの、自由度を許さない唯一真実の創作は、様相が異なります。アニメの歴史を掘り返すよりも、広く一般に浸透した、三国志演義西遊記(夏目雅子=女性)・坂の上の雲における乃木希典、あたりを引っ張り出してきましょう。物語の威力は絶大です。史実を塗り替えるのではありませんが、史実の認識を塗り替え、「本当は…」という話は嫌がられ、SNS時代では袋叩きにあうことでしょう。

いままでの競馬の創作物語… マキバオー、じゃじゃ馬グルーミンUP、さらに古くは優駿(宮本輝)など多数が、競馬界というフレームワークの中に架空馬を埋め込んでストーリーを作っていました。好みの競走馬という存在を抱えた競馬ファンを商売相手に巻き込むのであれば、そうなりましょう。このあたり、「ウマ娘競馬ファンを疎く思っているだろうな」と当初から感覚的に思っていたことと繋がったのでした。そして、当初から具体化できずにいた、得体のしれない恐怖の正体も掴めました。馬名の検索で女の子の絵が一杯出てくるようになることなんて、些細な問題なのです。


競馬ファンが、と主語を超拡大するつもりはありません。単に一人の競馬ファンとしての自分の感触です。しかしある程度は同じような考えをもった人がいるし、さらに何が引っかかっているのが言語化出来ていない人が散見されるな、という印象を持っています。