霜月はるか10th Anniversary Solo Live "Melody Line" side GREEN@Zepp DiverCity

しもつきんのメジャーデビュー10周年記念企画のひとつ、ライブ3本のうちアニメ・家庭用ゲーム・CD中心の日、でした。10年以上前から活動しているよな?と思ったら、あしあとリズムの発売(2005.9.22)からのカウントだそうです。KOTOKOでいう421ですね。

参考:しもつきんろぐの振り返り記事(セトリあり)

自分が霜月はるかという人をいつ認識したかは明確に記憶にありません。あしあとリズムを発売されてすぐ買っているので、その時点でそれなりのファンだったということで…白夜幻想譚(イリスのアトリエ:2004年5月)は、あしあとリズムの時点で知っていたけども、ソフトを中古2000円台で買ったので発売日近辺ではないはず。PCゲーム関連は当時もう離れていて全く知らず、ローゼンメイデンも見ていなかったし、もはや謎です。kukuiコンコルディア歌ったのを見かけたときはもう2007年だなあ。
出会いはともかく、もう10年以上は延々聴いているアーティストの一人であり、熱烈なファンではないけれども、ひとまずファンを名乗っていい程度に、ゆるくCD買ったり現場行ったりしてますね。作業を阻害しないので、最近はもっぱら作業時に流しています。落ち着きます。

会場:Zepp DiverCity(?)

少し前にZepp Tokyoから一駅くらいの位置に作られたこの箱、ようやく初めて行きました。公式で表記が揺れてて、Zepp DiverCity(TOKYO)だったり、Zepp ダイバーシティ東京 だったり…。そして、この箱の入っているでかい建物が、ダイバーシティ東京プラザって名前で、DiverCity Tokyo Plazaと建物に書かれています。(参考: GoogleMap画像) この建物に到着すれば入れる…と思いきや、入り口は東京テレポート駅からも台場駅からも逆側の位置にあるので、初めて行く場合は少し時間に余裕を持ったほうがよいかもしれません。
実物大ガンダムがある地点から建物を見て左方に入り口があります。公式のアクセスマップページの一番下に入り口の画像あり。Zepp DiverCity の看板ですね。表記揺れすぎにもほどがあるでしょ…


中は今回、ずらりと椅子席でした。固定席ではないので、ずっと座っていると背中やら尻やら痛くなってくるような椅子ですが、普通のライブのアリーナ席よりはいい椅子で、幅も若干ありました。普段のライブではあまり座らないから、椅子はどうでもいいんだけど。入り具合は、後方三列はかなりまばら(半分以下)でした。

本編

前述のようにBGMとして流すことが多いので、聴き覚えがあっても現場では曲名が出てこなそうですが、この日は前方スクリーンに曲名・タイアップの情報が表示されたので安心でした。演出上の都合が特になければ…いや、なにかカッコイイ演出があればそれに溶け込む形で、出来るだけ曲名は出して欲しいなと、どのアーティストでも常々思っています。全て曲間に紹介されるわけではないし、歌う前に曲名紹介されても、おっとこれいいな!と感じたときにはもうわからないじゃないですか。
しもつきんの場合に話を戻すと、曲名が珍しい日本語だったり長かったり、ヒュムノスだったりするので、殊更読みだけでは分かりづらい事情があって、こうしているのかなあという想像です。(ありがたい)

Startup(かんぱに☆ガールズOP)

いい曲なんだけど、かんぱに初期プレイヤーだったので「ムゲンノー」で頭痛が!

アトリエソングメドレー

メドレー、といってもよくある強引にぶった切って繋げる(正直聞く側としては微妙な)ものではなくて、一曲終わったらすぐ次を歌って続けていく程度のもの。白夜幻想譚はそもそもOPサイズしかありませんしね。その白夜幻想譚〜Eternnal Storyとイリスシリーズから入り、そこから一気に5年以上飛んで最近のアトリエ曲になる構成。
イリスのアトリエ エターナルマナ、間違いなくJRPGプレイヤーとしての自分の寿命を延命した作品であるし、白夜幻想譚との出会いも土屋暁さん曲との再会もあったし、振り返ると貴重な出会いでした。

schwarzweiβ

イリスのアトリエシリーズOP曲ですが、唯一毛色の違う盛り上がり方をする曲なので、メドレー枠に突っ込むわけはないよなー。立ちあがる観客。立ちあがるのでだいたいアンコール枠。本来はシングルの3曲目、3曲ほぼ続きの曲の最終章なので、どこかで通しで聴いてみたいけど無理かなあ。

あしあとリズムとMelody Line

10年前に作った「あしあとリズム」と、そのアンサーソングとして作った10周年ソング「Melody Line」は、この日に一緒にやると決めてました。
(しもつきんろぐより)

あしあとリズムの年に会社員を辞めて専業に踏み出して、そのときの不安を含む色々が詰まったのがあしあとリズム、そして今書いたのがMelody Line。ご本人は、Melody Lineの歌詞はストレートすぎるというような話をされていましたが、こういうのはストレートでいいんじゃないでしょうか。並べて開いてみると、なかなか感動的です。これが人生を賭けて事を為した人の言葉だ…

パンフレット

ライブグッズで実用品以外を買う事はあまりないのですが、今回のパンフはサンプルが置いてあり、対談ページの文字がギッリシ詰まっていたので思わず買ってしまいました。同人誌でも読みづらいからこんな小さく積めないだろ、ってレベルでギッシリのA4サイズ。もちろん内容も興味深くて、特にガストRPGファンとしては土屋暁さんとの対談はもう最高でした。他にはTivさん、紺野さやかさん。この日のバンマス福田さんとの対談が、前述のギッシリ文字列で入っています。
これは後日販売されるんでしょうか?当日分だけで終わりになってしまうのは、あまりにも勿体ないものです。

総括

基本的には静かなライブには余程のことがないと行かないのに、それでも時々行って満足して帰ってくることが出来るもののひとつが、しもつきんのライブ。持ち曲が多すぎるのが難しいところですが、今回は明確にアルバムに沿ってセトリを組んでくれるので、とても助かりました。来月、再来月と別のテーマのライブがあり、それぞれ曲が絞れて満足感の高いライブが期待できるのではないでしょうか。

この日は、今後もこの歌声をゆるく追いかけていきたいと再認識できるステージでした。全部で21曲、アトリエメドレーをばらすと26曲、ボリュームも大満足です。演奏面では、普通のバンド編成にバイオリンがプラスされているのが特徴的で、良い味を出していました。来月のPCゲームソング(side RED)には少なくとも行く予定で、次も楽しみです。